今日は芥さんとのデート当日、玄関にある姿見で何度も自分の格好を確認する。芥さんが9時に迎えに来てくれるのに、本当にこれでいいのかな……。
ギンガムチェックのノースリーブワンピに薄手のカーディガン。朝から頑張って巻いた髪の毛も調子がいいし、化粧だってアイシャドウを夏っぽくシルバーのラメが入ったものにした。
あれ?グロスの発色が少し良すぎる気がする、これだと気合が入りすぎだと思われちゃいそうな気もしなくもない。やっぱりいつもと同じのにしようかな。
「早くしないと芥さん来ちゃう」
やっぱり塗り直そうと思い、化粧ポーチを開けた時だった。
——ピンポーン
「来ちゃった!……はーい!ちょっと待ってください!」
姿見を見ながら急いでグロスを塗ってバッグを持つ、歩きやすいローヒールのパンプスを履いて玄関を開けた。
「お待たせしましたっ!おはようございます!」
「おはよう。そんなに待*************************
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