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「何だよ、下着着けたのか?」
「だって……恥ずかしいから……」
奈美が、おずおずとベッドに入ると、豪が抱き寄せて唇を塞ぐ。
「奈美は相当恥ずかしがり屋だよな。いつも恥ずかしいって言ってる気がする」
彼が不敵な笑みを映し出すと、キャミソールの裾から手を侵入させてくる。
ブラホックを素早く外し、キャミソールをブラごと腰まで一気に引き剥がした。
「でも、恥ずかしがる奈美は…………すげぇ可愛いんだよな……」
彼女の左胸を揉みしだきながら、右胸の乳首に口を含んで舐め回した。
「ん……っ……はぁっ…………豪さんダメ……!」
「何? もう感じちゃってんのか?」
色香たっぷりの豪から、奈美へ眼差しを向けられる。
「だ……だって豪さんがっ…………んんっ……うぅっ……」
彼女が身じろぎしていると、不意に彼が胸の愛撫を止め、両腕を突いて奈美を取り囲んだ。
「奈美……」
墨黒の瞳が、艶麗に彼女を射抜く姿に、心臓が一層大きく跳ね上がる。
「セックス……しようか」
彼は吐息混じりに、端正な表情を寄せてきた。
「……え?」
一瞬、何を言われたのか分からなくなり、奈美の思考が止まる。
「起き抜けにするセックスって、背徳感があって、すげぇ気持ちいいんだよな……」
豪が彼女の頬に手を伸ばし、ゆっくりと撫でた後、首筋、デコルテへと伝わせ、胸の膨らみを包む。
首筋に唇を落としていくと、繊細な感触で伝わせ始めた。
「ま……待って……! いきなり過ぎ……!」
奈美が制止しても、豪は手を止めない。
寧ろ、先を進めるように、首筋を這っていた唇が乳房に辿り着き、尖端をチュっと何度も吸い上げ、舐め転がしている。
奈美は、ぼんやりとした頭の中をフル回転させ、苦し紛れに言い訳した。
「ご……豪さんっ…………そ……そろそろチェックアウトの時間……」
「……まだ時間はあるだろ?」
「待って…………本当に……待って! お願い! 話を聞いてっ!!」
奈美が初めて強い口調で言ったせいか、神妙な面持ちで、豪が手を止めた。