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◇◇◇◇◇
本日、異世界5日目!
今日はクエストを受けずに、モニカさんと狩りに行きます。
「モニカさん!おはようございます!
今日はよろしくお願いします。」
「ユメさん!みなさん!おはようございます。
こちらこそよろしくお願いします。
はじめて装備を身に着けたので、すごく動きにくいですけど頑張ります!」
モニカさんは、なにを身につけても似合ってます。
「それじゃ、行きましょう!」
いつものように、門を出て岩陰まで行く。
ここでうまく説明しないといけない。
「モニカさん、ちょっと約束してもらいがあります。今からすることを他で言わないで欲しいんです。極秘事項です。
まずは、カグヤ様は、実は話すことが出来ます。」
「モニカ!うちは神の使いやから、いろいろできるねん。
これ秘密にしといてや。
よろしゅう頼むで。」
「うわ、はい!」
うわー、モニカさん腰抜かしてしもた。
これ序の口なんやけど。
「モニカさん。こんなので驚いてたら、先が持ちませんので、耐えてくださいね。
続けて大丈夫ですか?」
「あ、はい、すいません。続けてください。」
「はい、毎日早く帰ってくるのには訳がありまして、いつもカグヤ様に乗って、東の森に行ってるんです。
カグヤ様はスキルで僕たちを乗せれるくらい大きくなれます。
実際に乗ってもらった方が、聞くより早いと思うんで、後で乗ってもらいます。
ただ、見つかると面倒なので、僕たち全員で隠密と言うスキルを使って、姿を消して、飛んでます。
今回、モニカさんだけ、隠密が使えないので、ハガネさんとコガネさんで、極力見えないように挟み込んでもらいますからね。
僕たちが隠密スキルを使うと見えなくなりますから、怖いと思いますが、身を委ねてください。安全に行きますから。
それじゃ、カグヤ様!見つからない程度に大きくなってもらえますか?」
「オーケー。よう見ときや。」
もう、たぶん、モニカさんついて来れてない。ポカンとしてるよ。
「モニカさん!大丈夫ですか?」
あかんな。もう、強行しちゃお。
「それじゃ、行きますね。
ハガネさん、コガネさん、モニカさんをはさんでください。
じゃ、隠密かけてください。
いきましょう!」
「わー、みなさん消えました。」
「私たちが、挟んでるから大丈夫ですよ。」
「そうなんだよ。モーマンタイ!」
僕たちは、カグヤ様号に飛び乗った。
モニカさんが、ものすごく震えている。
僕の背中の上で……。
「ちょっと!ハガネさん!コガネさん!
なぜ、モニカさんを僕の上に乗せるんですか!」
「そうしないと私たちがお頭に密着出来ないじゃないですか。」
「そうなんだよ。この方法しかないんだよ。」
モニカさんが、僕の背中にしがみつくような体制になってるんで、不謹慎ですが、すでにパオーン状態です。
「モニカさん、大丈夫ですか?」
あかん。声も出せへんみたいだな。
「今回は、僕だけ隠密解除します。
モニカさん、聞こえますか?」
「あーー、怖かったです〜。
ユメさん、見えました。
このままでお願いします!!」
「了解です。
ハガネさんとコガネさんでガードお願いします!
じゃ、カグヤ様!よろしくお願いします!」
いつもより、密着密度が上がりました。モニカさんが、いろんなところ掴むので、変になりそうです。
そうして、東の森の手前に着きました。
モニカさん、なんとか耐えました。パチパチパチ。
ただ、モニカさんは、まだ動けそうにないので、ちょっと休憩することに。
休暇中は、モニカさんがいても関係なく、幸福サンドウィッチはするんですね。大胆。
「怖かったけど、ユメさんの背中はちょっと気持ちよかったかもです。」
惚れてまうやろ〜!
この人、天然水?
このハガネさん、コガネさんの密着プレイを見ても動じない上に、そんなコメントが出せるなんて、すごくない?
では、そろそろスライム探索に行きましょうかね?
◇◇◇◇◇