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#ヤクザ
夏目萌*優しい彼~コミカライズ
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#イケメン
蒼乃 月
34
管野アリオ
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「美花を追い込ませてしまったのは、全て……俺のせいなんだ。本当に……すまなかった……!」
圭が身体ごと美花に向き合い、土下座をするように深く頭を伏せる。
「こんなロクでもない男だし、俺の言った事、美花は信じれらないだろう。だが…………俺は美花だけだ! 美花しかいないんだ! 信じてくれっ!!」
喉を絞り出す声色を発しながら、両手を膝の上に突いて顔を伏せ、微動だにしない圭に、美花の胸が掻きむしられたように苦しい。
何て言葉を返していいのか分からない彼女は、ただ、圭の頭をぼんやりと見やる事しかできなかった。
(でも圭ちゃん…………私に、正直な事を伝えに……わざわざ立川から来てくれたんだよね……)
今日は平日。
恐らく彼は、本来なら出勤だっただろう。
もし、圭が自分の事を遊びで付き合ってたとしたら、わざわざ仕事を休んでまで、美花に会いに行かないのでは、と思い直す。
「…………圭ちゃん」
自分の過去を打ち明け、なおも首を垂れ続けている圭に、美花は手を伸ばして彼の肩に触れた。
「私に会いに来てくれて…………ありがと……。今日、本当は仕事なのに……休みを取って、静岡に来てくれたんでしょ?」
「ああ……」
「圭ちゃん、お願いだから…………顔を上げて? 圭ちゃんの想いや気持ち……私の中に届いたよ」
恐るおそる身体を起こしていく圭から、弱々しい視線を向けられる。
一緒にいた頃、大人の余裕すら感じられた彼が、ぎこちない様子で美花と向き合った。
「私こそ…………圭ちゃんに黙ったまま、いなくなってしまって…………ごめんなさい」
美花は圭の眼差しを受けながら、お辞儀をする。
「どうして……俺に何も言わずに…………いなくなったんだ?」
美花の表情が、微かに強張る。
けれど、圭も彼女に言いたかった事を、きちんと伝えてくれたのだ。
美花は、自分を奮い立たせるように、フゥッと小さく息を零す。
「これ以上、圭ちゃんと一緒にいたら…………元カノさんに……また何かされるって思ったから……。バレンタインデーの前日、あの日、圭ちゃんに会いに行こうとした時、会社の前で、元カノさんが……私を待ち伏せしてたんだよね……」
彼女は圭に、彼の元カノ、井河千夏と会った時の詳細を、辿々しく話していく。
時折、圭に視線を配ると、彼は苦渋を滲ませたり、僅かに目を見開かせていたりしつつ、無言で美花の話を聞いてくれていた。
コメント
2件
元カノの井河千夏をどうにかして欲しいわ。 ほんとムカつく。 圭さんの為に買ったプレゼントを踏みにじったのは許せないのよ💢
うわぁ〜〜〜〜〜!!!!😭💦💦💦 第十七章(7)、読み終えたよ…!! 圭ちゃんがまさか土下座までして「美花しかいない」って叫ぶなんて…あの大人なイメージだった彼の必死さが胸に突き刺さった…! それに美花ちゃんも、自分から「会いに来てくれてありがと」って言えるようになってて、もう二人ともちゃんと向き合おうとしてるのが伝わってきたよ…! 「顔を上げて?」のセリフが優しすぎて泣ける😭✨ 元カノ・井河千夏がまだ影を落としてる感じも気になるけど…この二人、絶対乗り越えてほしいな…!! 続きめっちゃ待ってるよ、管野先生…!!🌸💕