「あっ、が!」
市販のスタンガンに気絶させるほどの力はない。
でも動きを封じられればそれでいい。
「ふじ、なんで…」
無視して、僕は動けない倉本くんにチョークスリーパーを決める。
人間の気を失わせるならこれが確実だ。
「いーち、にー、さーん…」
倉本くんはうまく動けないらしく、抵抗しない。
「ろーく、なーな、はーち…」
7秒で倉本くんは落ちたけど、フリかもしれないからもう10秒追加で絞めておいた。
完全に意識の途切れた倉本くんを床に寝かせる。
「た、たすけて、くれたの?」
彩花さんがか弱い声で訪ねてきた。
普段からその声なら僕も好きになってたかもしれない。
「え?違うけど?」
彩花さんがぽかんとする。
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