みやを会場まで送り届け、家に帰ると一気に身体が重たくなり、だるさが襲う。
その原因は重度のみや不足。それと今日、解消することの出来なかった日ごろの仕事疲れによるものだ。
みやに会って、話して、笑顔を見れば、明日から始まる激務も難なくこなせるし、みやが発しているマイナスイオン的なオーラで驚くほど身体は軽くなるはずだった。
それなのに、デートはろくに出来ず、「アイツのところに行ってもいい」とかカッコつけたセリフまで言ってしまった。
やりかけの仕事があるなんて言ったのも、熱心に応援しているみやを見たくなかっただけ。俺に残された最後の抵抗と言っていい。
だけど、そんな微々たる抵抗なんて伝わるはずもなく、あっさりと行かせてしまったことに今更後悔が滲む。
(恋人になれても、みやの中で俺は、ようやく家族や友人と並んだ程度なんだろうな……)
薄々感じていたことを改めて口にすると、重たい身体は************************
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