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東京モデルコレクションから三日後、私は一人で麻布十番のバーに入った。相手の名前を伝えるより先に、店員さんに個室に案内された。
──バーなのに、個室?
遊びに行った経験がほとんどない私には不思議だったが、芸能人はこういうところのほうが安心できるのかもしれない。
中に入ると、間接照明のランプだけの薄暗く狭い部屋に二人用ソファがあって、既に瑠加君が座っていた。
「SELENちゃん!」
手を振られて、ドキッとした。
瑠加君に手招きされて隣に腰を下ろすと、「お腹空いている?」と聞かれたが、緊張しすぎてそれどころではない。だから正直に答えた。
「あんまり」
「そっか。仕事柄体型とか気を遣っているよね」
「まあ」
「サラダとかカロリーが低そうなものも頼むから、好きなものを食べてよ」
「ありがとう*******
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