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「その見返りが僕自身だとしたら?アルヴィアン夫妻の葬儀のときから君に恋をしていたんだ。それとも僕は君の好みじゃないから手を出せない?」
彼は不安に満ちた表情をする。一方で名誉ある死を望む騎士のような顔でもあるように見える。アルヴィアン夫妻の葬儀のときから彼は俺に恋をしている?だとしたら俺の記憶にはないが俺とユリアス王子は会ったことがあるんだろうか?詳しくは彼から聞き出す必要がありそうだ。しかしながら今は。
「そんなことはありませんよ。ユリアス王子。人形のように美しいあなたを抱きつぶしたいとは思います。取引は成立ですね。俺はあなたが快楽に溺れる姿を見たい。さてと、この後の続きをこの応接間でしても?あなたをその高級な椅子に押し倒しても?」
俺は彼に近づく。俺は彼の肩を掴み強引に引き寄せて、少し邪悪さを含んだ笑顔を浮かべて彼の耳元で囁く。彼は少し迷ったような素振りをしてうなずく。ユリアス王子がなぜ俺に恋に落ちたのかも個人的に知りたいとは思うが、少なくとも今は快楽を優先すべきだろう。俺は保守派や王党派の貴族から悪魔だと言われるが、結局のところ俺もれっきとした人間ではあるのだ。