「それじゃ、同期の再会を祝しまして……カンパ――」
「はい、カンパーイ!」
平賀の音頭を遮って、穂坂が高らかに言った。
「おいいいいい」
叫ぶ平賀を置いて、ジョッキをぶつけ合う。
そのまま傾け嚥下する私達は、そろそろ平賀に泣かれると思う。
「…………」
無表情で乾杯を見つめる平賀の瞳の奥が、どこか悲しそうに揺れる。
おふざけはこのくらいにしてあげよう。
ようやく私達は、置いてきぼりにした平賀のジョッキを拾いにいく。
ガチャン、ガチャン、とガラスの擦れる音が立った。
いつものやり取りに耐性がついたのか、平賀はすぐに立ち直り笑顔で応える。
ようやく同期会の開会だ。
程なくして、枝豆とたこわさが届く。
私はいそいそと枝豆を一つ手に取り、ぷちっと口に放った。
「それにしても……今日の会議さ、後半のスライド長過ぎ*******
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