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過去
「『白いカラス』は存在するか?単なる陰謀論ではないかもしれない」
父上はそんな見出しのある記事を読んでいた。いつもの日課をこなしているはずなのに、どことなく不安気で迷っているように見えて、俺が見たことない父上がそこにはいた。
「どうしました、父上。」
「…なんでもない。もう潮時かもしれないだけだ。」
「何についてでしょうか?」
「…いつかはお前にも真実を教えないとな。この後一緒に来てくれないか?剣術の特訓は今日はなしにすることにしよう。」
父上の決心した顔を俺は見たことがない。どことなく不穏で不審な顔つきをしている父上を。