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俺はクレインの南西部にあるカフェであるカルーセルに来ている。名前の通りカルーセルはかつての乗馬学校の跡に建てられたカフェでクレインの中でも最も雰囲気が良いカフェの1つであり、(厳密に言うと保守的な上位)貴族たちがよく利用する。俺は事前に予約しておいたテラス席に座っている。
「お待ちしておりました、キャベンディッシュ公爵。俺のことはおそらく知っているかもしれませんが、再度自己紹介をさせてください。ジョー・アルヴィアン侯爵代理です。何か飲み物や食事は注文されますか?俺が払います。」
俺の目の前には冷たい紅茶、チキンと野菜を挟んだアルヴィアンサンドイッチが置かれている。
「ミントティーをもらえないか?温かいものを。」
キャベンディッシュ公爵はそう店員に告げる。
「で、いきなりなぜ呼び出した?ジョー・アルヴィアン侯爵代理?」