「おい、ヨネさん。新人だ。宜しく頼む。」
「あいよ……」
地下5階 暗い部屋に1人 ババアがいた
ババアは、印刷された紙を放り投げた
「そこの裁断機で、切るんだよ」
電柱とか、どこだっけ、いろんなとこに
貼ってある 小さいビラ
ここは これを 作ってるとこなのか
ババアに言われた通り 裁断機でカットしていく
ババアは 喋る事無く ずっと印刷機から
出る エロチラシを 重ねて行った
もう 80歳? 過ぎているのではないだろうか
…………私も こうなるのか
テストの点に 一喜一憂して
恋バナして 彼氏とか出来たりして
結婚して うふふ 子供の名前考えたり
運動会や 卒業式で 泣いたりして
うふふ そんな そんなじんせぃ…………
「手を止めてんじゃねーよ!!クソ餓鬼が!!」
ババアの 怒号が 地下5階に 響いた
He’s a real nowhere man,
Sitting in his nowhere land,
Making all his nowhere plans for nobody.
彼は本物のどこにも居場所のない男。
どこでもない世界で、誰のためでもない計画を練ってる
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