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「……私を愛妾にしたいだと……?」
およそ一国の王子の口から放たれたとは思えない俗な言葉が、緊迫した室内で響いた。
聞き間違いであってほしいと咄嗟に祈るくらいには、私の受けた衝撃は大きかった。
けれど、それはこの場に居た皆も同じだろう。
サイラス殿下ですら、己の口から零れ出た言葉に、顔を顰めている。
「、サイラス様」
堪え切れずに一歩近づいたロス卿の動きで、はっとしたように、殿下が私を見た。
「ああすまない、グレイス嬢……せっかく来てくれたところを申し訳ないが、急を要する用が出来た。この埋め合わせは必ず――」
殿下にしては珍しく動揺の隠せない様子で、席を畳もうとする。
空気を察して、すぐさまこの場を辞するのが適切だろう。
愚者ではな***********************
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コメント
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