テラーノベル
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神威学園。学外も合わせて合計300ヘクタールもの敷地を有する巨大な学園。そこで授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。
不協和音ノ獣と戦う為に造られたその場所には様々な施設があった。その中の1つ、第二修練場にて……。
「行くわよ」
何処までも続く青空のような髪色の少女が手を伸ばした。春に吹く温かな風。それと似た柔和な雰囲気を纏った彼女の名は乙辺サファイアという。そんなサファイアが伸ばした手を隣にいる少年が緊張の面持ちで見ている。
「わ、分かりました」
無造作なパーマのかかった黒髪を頭の後ろから符尾のように束ねた彼は、一野瀬詠心という名前の少年だった。普段なら鍵盤の上を楽しそうに踊る指先のようにピョコピョコと動く彼の後髪は、緊張からだらんと垂れ下がっている。
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