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封印の間を出たet(私)は、しばらく言葉を発せなかった。霧は静かに流れているのに、心の中はざわめいていた。
「etさん、顔色が……」
naさんがそっと声をかける。
「大丈夫……ありがとう、naさん」
etは微笑もうとしたが、唇が震えていた。
無理すんなよ」
ya君が少しだけ眉をひそめる。
「さっき、結晶に触れたとき……何が見えた?」
「……白い霧の中に、あの人がいたの。
“僕はずっとここにいた”って……」
「また、白い影か」
jpが腕を組む。
「名前は……わかったのか?」
mf君が静かに尋ねる。
etは首を横に振った。
「わからなかった。
でも、確かに言いかけたの。
“君は、俺の……”って……」
「etさんの、何だろうな」
ttnがぽつりと呟く。
「etちゃんの大切な人、なんですよね」
rnがそっと手を握る。
「うん……そう思う。
でも、思い出そうとすると、頭が痛くなるの」
「記憶の封印が、まだ強いんだ」
mf君が言った。
「無理にこじ開けると、逆に壊れてしまうかもしれない」
「じゃあ、どうすればいいの?」
etが不安そうに尋ねる。
「記憶の断片を集めるんだ」
mf君が帳面を開く。
「この村には、まだいくつか“霧の記憶”が残されている場所がある。
そこを巡れば、少しずつ繋がっていくはずだ」
「記憶の断片……」
etは空を見上げた。
霧の向こうに、うっすらと光が差している。
「じゃあ、次はどこに行けばいい?」
jpが前に出る。
「“水鏡の祠”だ」
mf君が地図を指差す。
「霧の記憶が最も濃く残る場所。
ただし……そこは、霧の流れが不安定
だ。
何が起きてもおかしくない」
「面白そうじゃん」
dnがにやりと笑う。
「面白がるな。危険なんだぞ」
hr君が呆れたように言う。
「でも、行くしかないんだろ?」
urが静かに言った。
「ええ。私たちも、準備を整えておきます」
naさんが頷く。
「etさん、次はきっと……何かが見つかります」
noさんが優しく微笑んだ。
「うん……ありがとう、みんな」
etは、霧の奥を見つめた。
その先に、まだ名前のない記憶が眠ってい
etは、霧の奥を見つめた。
その先に、まだ名前のない記憶が眠っている。
でも、もう怖くない。
仲間たちが、そばにいるから。