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8 - だって『恋』とか、よく分かんないし【予告物語】

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2025年01月13日

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青春なんて、見てる方が楽しい。

そう思うのはきっと私だけ。

「未海〜!!今日どこ行く?」

そう言いながら私と肩を組む友達の流乃。

「え!待って!きたこれ!!」

「なになに〜?」

「合コンだよ合コン!!」

合コン…

高校生なのに?

面倒くさ…

行きたくないな..

まぁ、バレないように抜け出せばいっか。

「みんな参加するよね?!」

「行く行く〜!!」

「未海も行くよね?」

「もちろん!」

「そう来なくっちゃ!」

あぁ、言っちゃった。

断ればよかったのに。

嫌な言葉が頭の中でぐるぐると回っている。




「じゃあ今日はよろしく〜!!」

ついにこの日が来てしまった。

お相手は1つ年下。

「俺、君と組む〜!」

「じゃあ俺こっち〜!!」

次々にペアが決まっていく。

残ったのは、

さっきからスマホばっかいじってる子。

「じゃあ私ら行くね〜!!」

みんなが居なくなって2人ぼっちになった。

気まずい空気が漂う中、

その子はぽつりと呟くようにこう言った。

「俺、恋愛とか興味無いんで」

「は?」

思わずそう言ってしまう。

気づいたらその子はスタスタとどこかへ行ってしまっていた。

『恋愛とか興味無い』か…

なんか友達になれそうだな。

この子になら言ってもいいかな?

そう思った私はその男の子を追いかける。

「いいよ、それで」

と後ろから声をかけると

「いいんすか?」

と驚いたような顔をしながら振り向いた。

「だって私、恋とかよく分かんないし」

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