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そして、お昼が過ぎるとようやく何もかもから解放されたような気分になった。


まず、学校に行く事。今更学校に行っても出席日数にならない為、行かなくても良いと自分で感じる事ができたから。


次に、電話での事。電話では行けたら行くと言ってあったが、それが時効になった為、行っても仕方がないと割り切れたから。


さっきまでの胃痛が嘘のように消えて行き、次第に元気も回復してくる。


ただ、気になるのはこれが明日には元通りになるという恐怖と、家族からの反応が冷たくはないだろうかという恐怖だけ。


予想は正しかった。


「どうして学校に行かなかったの?」


「行けなかったの」


「何か理由があるの?」


「私も知りたいくらいだよ」


「学校には連絡したの?」


「したよ」


「明日はどうするの? 休むの?」


「………」



休みたい。



でも、こんな恐怖や不安と毎日戦うのも辛い。


「何でこう(休むように)なっちゃったの?」


「知らないよ…」


しかし、そんな私の心の中を知らない母親はひたすら疑問ばかりをぶつけてくる。


それがプレッシャーに感じるのは当然で、かつ「お前は重大な事をしたんだぞ」と再確認されているような所がとても居心地が悪く感じた。

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