繋がったままベッドに倒れ込み、豪と奈美は抱きしめ合う。
彼の肉槍からは、精がゴム越しに奈美の中に注がれ、時折ビクっと身体が震えた。
ひとしきり滑らかな肢体を抱きしめながら、情交の余韻を愉しんだ後、奈美から肉竿を引き抜き、白濁の欲望が入ったコンドームの処理をする。
ぐったりとした奈美を抱きしめながら、豪は、汗で湿った彼女の髪を撫で続けた。
彼は奈美を労るように唇を重ねた後、頬、首筋に唇を這わせ、身体中にリップ音を立たせて唇を落としていく。
デコルテと両乳房、臍の横、両太腿の内側は特に強く吸い上げた。
白い肌が紅く染まり、やがて赤黒い華が咲き乱れていく。
『俺の女』という証が綺麗に咲き誇った様子を見届け、豪は満足げに笑みを湛えた。
最後に奈美の中心にある、いやらしくて愛おしい宝珠に唇を寄せ、口に含んで軽く舐め転がし、チュっと卑猥に音を立てる。
「んっ…………あぅっ……」
まだ敏感な花芯を舐められ、小さく声を上げる彼女。
「奈美。身体は大丈夫か?」
「大丈夫……です」
「最後は激しかったかもしれないな……」
小さな身体を抱き寄せ、汗ばんだ奈美の額に唇を落とすと、清楚な表情が桃色に染まる。
「豪さ……ん……」
奈美が豪を呼びながら、腕を伸ばして頬に触れてきた。
「私……豪さんと……結ばれて…………すごく……嬉し……い……」
「奈美……」
豪は、愛おしくて堪らない唯一の女を強く抱きしめる。
セックスでこんなに満ち足りた気持ちになったのは、奈美を抱いて初めて感じた事だ。
互いの体温が溶け込むのを感じながら微睡むと、二人はそのまま、深い眠りに堕ちていった。
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