テラーノベル
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キープ・トライルの第三話の撮影は、四月に入ってすぐに行われた。
いつものセット、いつもの司会者、そして第二話のときと列での立ち位置が変わった出演者たちが固唾を飲んで、始まりを待った。
ふと、出演者が一人足りないことに気付いた。アイドル声優の子がいない。あの子は前回脱落していないのに。
そのときドタバタ音がして、そのアイドル声優の子が飛び込んできた。
「ち、遅刻してすみません」
「うちのタレントが、申し訳ございません」
彼女はマネージャーの男性と一緒に、スタッフや司会者にペコペコお辞儀をして謝っている。
彼女の右腕には包帯が巻かれている。怪我、だろうか?
「蕁麻疹になってしまったので、病院で診察を受けさせていました」
マネージャーの男性が申し訳なさそうに、司会者やスタッフたちに事情を説明している。*************************
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コメント
1件
頭どピンク野郎に早く制裁が降ってほしい