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「私が勝手に想ってるだけだっていうの？」
森田さんを取り巻く空気が怖いくらいガラリと重いものへと変わったのが分かった。
「だって辻井くんに聞いたわけじゃないんでしょ？」
森田さんに臆することなく麻美が詰め寄る。
「そうだけど……。私には分かるの！ずっと浩太の傍にいたんだから」
そう言い放った森田さんの視線の先には麻美ではなく私が居た。
私は森田さんの勢いに押される感じで、後ろに後退ってしまった。
「傍に居たから分かるって本気で言ってるの？そんなの何の根拠にもならないって思わないの？」
負けじと麻美が言い返した。
私は2人の勢いに圧倒され、口を挟むこともできず、ただただ傍観していることしかできなかった。
「思わない。お互いしか分からないことってあると思う。本橋さんもそう思わない？」
何故か急に私に話を振ってきた。
「それは……」
私は昔から森田さんに強く言われると何＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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