コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
豪が奈美に背を向けて、チノパンを脱ぎ始めた。
黒のボクサーだけになった彼の肉体は、芸術的な美しさだ、と思う。
広い背中に思わず見惚れてしまった。
加えて、髭なし短髪のオダガワショー似のイケメン。
男の色気がハンパない。
豪が、奈美の恋人になったという事実が、まだピンと来ない。
そんな彼女をよそに、彼は、いつしか全裸になり、バスルームに入って湯加減を調節していた。
ガラス戸の向こうから聞こえるシャワーの音に、彼女は緊張感が増してくる。
腰に巻き付いていたキャミソールを脱いでいると、ドアが開き、豪が顔を出しながら、奈美に手を差し伸べた。
「おいで、奈美」
節くれだった手を取ると、彼がバスルームへと促す。
シャワーが降り注ぎ続ける中、二人は、どちらからともなく抱き合い、キスを交わした。
奈美の背中と尻を、大きな手が撫で回し、唇に彼の舌が割り入ってきた。
舌同士が絡み合い、濡れた音が奏でられるけど、シャワーの音で掻き消されてしまう。
背中を撫で回していた手が、徐々に前へと這い続け、奈美の膨らみを包むと、指先で尖端を弾きながら揉みしだき、形の整った唇が、頬から首筋へと伝っていく。
もどかしくなりそうな悦楽に、彼女の唇から、声と吐息が溢れた。
「っ……はあぁっ…………ああっ」
その声に、奈美の骨盤あたりに密着している豪の肉槍が、ピクリと反応している。
「奈美……すっげぇ可愛い……」
彼は身体を屈ませながら、唇を首筋から胸元へ辿っていくと、もう一方の膨らみを揉み上げながら、尖端を舌先で転がした。
「んんっ……っ…………んあぁっ……」
筋張った手の中で、ふにふにと形を変化させていく、奈美の胸。
下腹部から湧き上がる、甘やかな疼痛。
豪の愛撫で、吐息が今にも弾みそうになってしまう。
(今、私は豪さんに…………恋人として愛撫されている……)
奈美の肢体が敏感になっていくと、あられもない声で喘いでいた。