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嫌いな国
若干のフライギ注意⚠️
下手注意⚠️
🇬🇧視点
もうずっと前から嫌いな国
性格が悪くて、ずっと前から私と争ってきた国
何をしても突っかかってきて、どうしても私とそりが合わなかった。
だが ある日アメリカの株が大暴落して、私達や植民地を持つ主要な国々は自国の中で経済を回し始めた。
だが植民地を持たない、自国で経済を回せないような国々はこれを不満に思っていた。
その中に主要国であるドイツやイタリア王国・大日本帝国も含まれていた。
含まれてしまっていた。
最初はまだ耐えられていた。でも段々と活動が活発になってきて、ナチス・ドイツがポーランドのワルシャワを落とし、フランスに攻め入ってきた。
大日本帝国もジワジワとアジアを侵略し、確実に勢力を伸ばしていった。
その時私は初めてと言っていいほど動揺し、焦った。何時も争ってきた相手、大昔から戦争してきた国、思えば、ずっと貴方は近くにいた。
そんな、そんな大昔からの相棒と言っていいほどの、仲間が、今やドイツに占領され、ドイツの言いなりになっているなんて、耐えられなかった。
でも私は助けに行けなかった。自国を守るので精一杯だった。その時の私はあの時ほど強くはなく、他の国も戦争だらけで、一国に構っている暇などなかった。
これは言い訳だ。
だってこの戦争を起こしたのは第一次世界大戦に参加し、勝利してしまった我々連合国なのだから。
元はといえば我々が戦敗国に、その国には抱えきれないような膨大な借金を負わせてしまったのが原因だった。
当時はそれでいいと思っていた。世界を巻き込むような戦争を起こし、数え切れないような人々を殺した悪人だから。
戦争は勝ったほうが正義で、負けた方が悪なのだから。
だが結果的にソレのせいで、第一次世界大戦より倍以上の死者を出し、今もなお被害者が増え続けている。
でも言い訳をしていて気づいた。私は…私が思っているほど強くはなく、私が思っているほど、貴方のことが嫌いではないんだと。ずっと前から、それこそ数え切れないほどの時間を共に過ごしてきた貴方のことを大切に、大事に思っているのだと。
本当は、気づいていない振りをしていただけなんだと。
🇫🇷視点
ああ…始まってしまった…
ワルシャワも落とされ…今やヨーロッパはナチス・ドイツの占領下だった
そんな中で、主要国の中でもあまり強くなく、
ただ長い時を過ごしてきただけの僕が何をできるというのだろう…
今も、昔も、思えばずっとイギリスと居た
ずっとずっと前から、ずっとずっと争って、
ずっとずっと一緒に居た。
でも僕は決して強いわけじゃないんだ。
何時も君に守られて、僕自体は何もしていなかった。
君は性格はすこぶる悪いし腹黒でいけ好かないけど、僕が失敗したときや落ち込んでいた時はいつも一晩中そばにいてくれたよね。毎回「別に貴方のためじゃない」とか「貴方が落ち込んでいるのを見ていると気分がいい」なんて言って。
僕はそれに毎回ムカついていた。ぶん殴ろうかと思ったときもあった。てかぶん殴った。
でもそうしていると自然と悲しみや憂鬱な気分が晴れて、元気になっていったんだ。
君は本当に僕のためじゃなかったのかもしれない。だけど、僕はそんな君の事を、きっと本心では憧れていたんだよ。認めるのは本当に嫌だけどね。
だから、今回は僕の力で、僕の国を、国民を守ろうとしたんだ。でも駄目だった。
あぁ…こんな時にもし君がいたら、僕をいつもの様に貶しながら、慰めてくれるんだろうね。
ドイツに戦略されて、僕は命令に逆らえずに傀儡国家になって、君達に宣戦布告したとしても。
でも、叶わなかったな。
僕はいつまでも。君の光に隠れる影だった。
🇬🇧視点
勝機が来た。
前まで有利だった枢軸国は資材不足などによって段々と勢いが落ちていき、だいぶ弱っている状態にある。
だからこそ、今しかない、あの仮にも大国で、私と大昔から争ってきたにも関わらず、ナチス・ドイツの占領下で囚われている、
惨めで可哀想な相方を助け出すには、今しか。
私は荷物をまとめ、動きやすい軍服を着て、準備をした。
私は国だ、幾ら相手が強かろうと、直ぐに死ぬことはない。
だから、貴方も生きているはずだと
願望にも似た、小さな小さな希望と信頼を頼って
🇫🇷視点
情報が遮断され、ドイツの言いなりになる生活も随分と慣れてしまった。
だが、今日はいつもと様子が違う。
なんだか外がガヤガヤと騒がしいにも関わらず、
建物内にいる人数は随分と少ないようだった。
そんなとき、防音がしっかりしているはずの、このなんにもない部屋にも聞こえてくるほどの、大きな大きな警報がなったんだ
「敵襲だ!」
という声と重なってね。
だけど警報を鳴らした人は対応が遅れたみたい。
僕の部屋にはもうとっくにある国が入ってきてしまったんだよ。
「フランスッ゙!」
あぁ… なんでこういう時に限って
助けてくれるのかな?
いつもいがみ合って、嫌い合って、争い合っているのに。
いつも僕を救ってくれるのは、
「貴方があまりにも惨めだと思ったので…
助けに来てあげましたよ?」
イギリス…君なんだね…
「余計なお世話だよ!
…でもッ
ありがとうッ」
…どうでしたでしょうか?
なにせ初めての小説なので至らぬ点があるかもしれません…
てか短編集なのに2000文字超えってまじかよ
自分が見たいものを
書いていたらこうなっちゃった☆
グヘヘヘ フライギ最高
一部歴史改変しております。
もしよかったら良いねとフォロー押してコメントしてくれたら嬉しいです!
⚠この物語は、実在しているこの世のあらゆるものと関係ありません。
それでは次の物語も見てくれたら嬉しいです!
じゃあね〜ノシ