休憩室に置かれた自販機が、ガタンッ、と大きな音を立てて缶を落とした。
取り出し口に手を入れ、少し探るようにして取ってから、壁際のベンチを選んで腰かけた。
プルタブを開けて、一口嚥下する。
慣れたメーカーの程よい甘さが舌の上を滑った。
ふう、と一息ついてから、持って来ていた携帯のロックを外した。
すると、総一朗からメッセージが一通届いていた。
朝から外回りで出ずっぱりだったのだが、もう少しで帰社するようだ。
戻ったら打ち合わせがしたい、と綴られた文面に、営業先でいい話でも出たかな、と思いながら、承知したことを伝える返信を打つ。
送信してから、腿の上に携帯を伏せておいた。
途端に、肩に凝りを感じ、深いため息が零れた。
昨日の懇親会に参加するために、後倒しになった仕事は粗方片付き、午後の三時、ようやくひと段落だ。
“三時**************************
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