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「チョコレートパフェとアイスコーヒー」
(何故こんなことに……?)
あれから、初対面なのに、恥ずかしいくらい泣きじゃくる私をみかねたのか、男の人、もといお兄さんは、駅近くの喫茶店に私の手を引き颯爽と入店すると
「悲しいときはとりあえずうまいもの食うんだよ。パフェでいいよな?この店のは美味いって有名だから」
お兄さんは対面の席に座り、私にメニュー表を開いて見せると、いかにも女子受けしそうで、甘いもの好きにはたまらないであろうチョコレートパフェを指差し、今に至る。
私が呆気に取られながらも頷いたと同時に、店員さんを呼んだ。
店員さんがカウンター内に消えると、お兄さんは私にテーブルの上のお冷やを手渡す。
「こんなに暑いのに、泣いたら余計水分飛んだろ。ほら飲め」
「そ、そんなに喉渇いてな」
「いいから飲め」
「は、はい!」
ズイッと身を乗り出し、有無を言わさぬ表情で言葉を遮ら***********
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