更衣室に入ってきたミサさんは、緋咲に頼まれた通り健気に目を瞑って手で壁を伝って進んでいる。
俺はその姿を眺めながら、緋咲の細い腰を掴んだ。
ミサさんは俺たちがシていることに気付かずに、見事に自分のスクールバッグまで辿り着いた。
「……っ」
俺も緋咲も呼吸が荒くならないように、必死で堪えた。
ミサさんは俺たちに背を向けたままでしゃがみ、パパッとスマホを操作すると、スクールバッグの中に戻して立ち上がった。
「緋咲ちゃん、ごめんね。出るときも見ないようにするから」
背を向けた状態で礼儀正しく喋り掛けてきた。
「はいっ……ん……」
「緋咲ちゃん? 具合悪い?」
「違いますっ……」
「そう? 具合悪いならお水持ってくるけど」
「大丈夫ですっ……すみません……着替えさせてください……」
「わ、*****************
**********************
**********************
*****************
****************
*********
******
*********
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!