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「……ぐっ…………な……奈美っ……」
シャワーの降り注ぐ音に混じり、ニチュニチュと粘り気のある水音が漂う中、豪が彼女の名を漏らす。
膨張した肉竿を咥えようと唇を窄めるけど、口元は緩み、奈美の口角から唾液が垂れていく。
豪が愉悦のツボを探ろうと、腰を揺らしているのが、視界に入り込んできた。
「はっ……っ……ヤ…………ヤバっ……いっ」
彼が短く息を吐き出した後、苦しげに言葉を零し、奈美の頭を固定させるように手が添えられる。
喉の奥に亀頭が当たると、視界が徐々に潤んで歪み、彼女は頭を前後に振りながら、豪の象徴をしゃぶり続けた。
「っ……ぐっ…………ああぁっ…………奈美っ……イッ——」
彼の声が掠れ出た瞬間、口の中で大きく蠢いていたモノがビクビクと震え、ドロリとしたモノが放たれた。
豪は恍惚とした表情を見せ、息を荒げながら奈美を見下ろすと、彼女は陰茎を咥えたまま、注がれ続ける白濁を受け止める。
欲望は、まだ放たれているのか、時折身体をビクッと小さく震わせ、その度に彼の熱が奈美の口腔内に吐き出された。
豪が、労わるように彼女の頭を優しく撫でると、奈美はチュッと音を立て、彼の肉塊から口を離す。
小さな唇の横には、白濁の残滓が付着し、それに気付いた豪が、訝しげに彼女の顔を伺った。
「奈美……もしかして…………」
彼女は微かに口を開け、舌の上に溜まった精を豪に見せた後、ゴクリと飲み込み、唇を舌舐めずりする。
彼の白濁が喉元を過ぎた時に感じた、苦み走った男の味。
豪を気持ち良くできたという満足感で、奈美の唇が緩く弧を描く。
一連の仕草を見た彼は、僅かに目を見開いた。
「豪さんの…………頂いちゃった……」
彼女が照れ隠しで睫毛を伏せながら呟くと、彼は彼女をきつく抱き寄せ、髪に唇を落とす。
「俺の全てを受け入れてくれたようで…………すげぇ嬉しい……」
豪は、笑顔を噛み締めるような表情で、奈美の唇を奪った。
互いに気持ち良くなった後、泡を纏いながら抱き合い、キスを交わす。
二人でシャワーに打たれながらも、色香を溢れさせた豪の眼差しに、奈美の身体は芯から溶けてしまいそうになる。
この日、バスルームから出た後も、ベッドの上にいても、二人は肌を触れ合わせながら、互いの唇を堪能し合った。