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高校二年生・仮名:Sさん
クラスにいても、家にいても、「自分の居場所」って感じがしません。
嫌われてるわけじゃないのに、なんとなく“輪”の外側にいる気がするし、
どこにいても“浮いてる”感覚が消えません。
友達はいるけど、どこか安心できなくて……
「ここが私の場所だ」って思える場所、どうすれば見つかるんでしょうか。
遥
「……それ、めっちゃ分かる」
「誰も攻撃してないのに、居場所ない感じ」
「みんなの輪に“入れてる風”なのに、
自分だけ“置いてかれてる”気がしてさ。笑ってんのに、寒い」
日下部
「“輪の中にいる孤独”って、逆にキツいよな」
「一人ぼっちなら諦めもつくけど、
“居るのに、いない”みたいな。地味に削られる」
「……俺は、無理して合わせるのやめたら、少し楽になった」
蓮司
「居場所って、“どこかにあるもの”じゃなくて、
“作るもの”だったりするよ」
「って言っても、いきなり作れないから、
“ひとりでも落ち着ける空間”とか、
“会話しなくていい時間”とか、
そういうとこから始めてもいいと思う」
「俺は屋上とか図書室がそうだった」
遥
「……居場所って、“誰かといる”ことでできるもんだけど、
無理して人に馴染んでも、逆に居場所なくなるんだよな」
「だから、Sさんが“ここなら素でいていいかも”って思える人、
一人でもいたら、それはもう“居場所”だと思う」
日下部
「……たぶん、“どこにいても浮く”って感覚、
自分が悪いんじゃない」
「ただ、周りのペースとか雰囲気と、
ちょっと違うだけで」
「違うことが悪いってわけじゃない。
それに気づけたら、少しだけ肩の力抜けるかも」
🗝 三人からのことば
遥:
「“ここにいていい”って、誰かに言ってほしいよな。
でも、それ言う前に、まず“自分で自分を許す”のが先かもしれない。
“浮いてる自分”も、案外大事な自分だったりする」
日下部:
「安心できる場所は、“数”より“深さ”だと思う。
広く馴染もうとしなくていい。
たった一人でも、本音言える人がいれば、それで十分」
蓮司:
「“居場所”って、“ここにいてもいい”って思えた瞬間にできるもの。
どこかに“ちゃんと合う”場所、あるから。
焦らなくていい。探すの、ゆっくりでいいんだよ」