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2,017
コメント
2件
数日後
女の子は児童相談所を出ていった
そのまま児童養護施設に向かったようだった
あの子の体の傷はショックだったけれど
何日か経つと自然と考えなくなっていって
四回目の日曜日が来る頃には
思い出すこともなくなっていた
拓郎
美結
美結
拓郎
美結
拓郎
拓郎
いっちゃんが熱を出してしまい
たっくんが一人で会いに来てくれた
たっくんが来てくれたのは嬉しかった
でもいっちゃんがいないだけですごく寂しくて
美結
拓郎
拓郎
美結
たっくんはポケットからスマホを出して
いっちゃんに電話をかけてくれた
画面に出てきたいっちゃんの顔に
美結
嬉しくて跳び跳ねそうになった
郁美
熱で顔が赤くて咳も酷くて
それでも必死に笑顔を見せてくれる
それが嬉しくて
美結
拓郎
美結
郁美
美結
拓郎
郁美
郁美
美結
電話が切れて真っ暗になった画面
ぎゅっと抱き締めて離さなかった
たっくんが何度も頭を撫でてくれて
いっちゃんがいなくてすこし寂しかったけど
その分たっくんがたくさん話してくれて
最後にはちゃんと指切りをしてくれた
拓郎
美結
どんどん遠ざかっていくたっくんの車
またいつか
あの車に乗っておでかけしたい
そんな思いが膨らんでいく
拓郎
郁美
拓郎
郁美
拓郎
拓郎
郁美
たっくんはいっちゃんに
今日、私と話したことを報告
いっちゃんは横になりながらも
私のことをすごく気にしてくれていて
郁美
早く風邪を治そうと
大量の風邪薬を用意していた
拓郎
郁美
拓郎
拓郎
二人は指切りをして
拓郎
郁美
いっちゃんはそのまま眠りについた