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佐伯

ムカつくぜ…

奈緒

どうしたの?

奈緒

結城くん

佐伯

イヤな~
会社に行く途中で男がぶつかって来たんだよ

奈緒

そうなんだ

奈緒

確かにムカつくね

佐伯

あぁ、だろ?

佐伯

しかもあいつ、これから何処かに行くのか持っていた名刺を落としていきやがった

奈緒

名刺?

奈緒

名刺ケースごと?

佐伯

ちげぇよ

佐伯

名刺1枚だけだよ

奈緒

そっか

奈緒

あ、そうだ

奈緒

こんなアカウントがあるんだけど知ってる?

佐伯

あ?アカウント?

奈緒

そう、死体処理アカウントって言って、死体を処理してくれるんだって!

佐伯

何だよそれだけかよ

奈緒

うん
でも、殺したい相手の情報も取ってきてくれるんだって

佐伯

何だそれ便利すぎだろ

奈緒

だよね

奈緒

結城くんやってみたら?

佐伯

あぁ
試しにやってみるよ

佐伯 さんが死体処理アカウント さんを追加しました。

死体処理アカウント

どうも!
死体処理アカウントです

死体処理アカウント

まずは、御名前とご年齢をどうぞ

佐伯

佐伯 結城
22歳

死体処理アカウント

死体処理アカウント

認識しました。

死体処理アカウント

それでは、死体の処理をする方をどうぞ

佐伯

菊地 定晴

死体処理アカウント

年齢は

佐伯

知らん

死体処理アカウント

それでは、ざっくりとで良いのでどうぞ

佐伯

おっさん

佐伯

40代後半と見た

死体処理アカウント

了解です。

死体処理アカウント

特定できました

佐伯

よくやったな死体くんよ

死体処理アカウント

なんですかその名は

佐伯

あんたの名前って長いだろう?

死体処理アカウント

えぇ、そうですね。

佐伯

だから短くしてあげたんだ

死体処理アカウント

名前を死体君にしましょうか?

佐伯

いや!
それは、やらなくて良いと思うぞ?!うん

死体処理アカウント

左様ですか

佐伯

それで、菊地の情報は?

死体処理アカウント

はい、菊地様の情報は

死体処理アカウント

会社員の下級の方です
まぁ、無能ですね

死体処理アカウント

恋人はいませんが、何人も付き合う寸前の女性友達がおり

死体処理アカウント

何人か結婚前です

佐伯

サイテー野郎だな

死体処理アカウント

40代後半だが、容姿がよく見た目は30代前半です

佐伯

そうか
なぁ、死体君何故俺は分かったと思う?

死体処理アカウント

何故でしょうか

佐伯

汚い大人の臭いがしたんだ

死体処理アカウント

そうですか

佐伯

あぁ、話を変えるぞ?

死体処理アカウント

えぇ、どうぞ

佐伯

死体処理のプランはあったりするのか?

死体処理アカウント

はい、2通りほど用意しております。

佐伯

どんなのだ?

死体処理アカウント

1つ目は、お得な完全安全死亡プランです

佐伯

完全…安全…死亡…?

死体処理アカウント

はい

死体処理アカウント

その方の死亡届けを出す警察の手配

死体処理アカウント

血痕を消す掃除屋の手配

死体処理アカウント

死体の処理屋の手配

死体処理アカウント

徹底的に証拠消滅させます

死体処理アカウント

死体のお母様への言い訳なども出来ます

死体処理アカウント

そして、死体そっくりの人形を棺桶に入れてお母様との顔合わせ

佐伯

それって顔合わせって言うのか?

死体処理アカウント

私の会社ではそう呼ばせていただいています。

佐伯

そうか、で?

死体処理アカウント

顔合わせ後のお墓の手配と死体の火葬場や、霊柩車の手配もいたします

佐伯

へぇーいいな

死体処理アカウント

でしょう?

死体処理アカウント

2つ目は何でもおまかせプランです

佐伯

おまかせ?

死体処理アカウント

はい、死体の処理のみをいたします。

死体処理アカウント

これだけなので、とってもお安くなっております。

佐伯

まぁ、普通は1番目だな

死体処理アカウント

かしこまりました。

死体処理アカウント

それでは、菊地様を殺してきてください。

佐伯

今か?

死体処理アカウント

はい
菊地様は今は桜川公園のブランコにいらっしゃいますので行ってきてください

佐伯

近くだな

佐伯

よし、行ってこようか

────────────────────────

現実

桜川公園

キィ…キィ…

佐伯

お、いたいた

佐伯

お前だな?菊地

菊地 定晴

誰ですか?まさか!

菊地 定晴

俺の女事情をしってんのか?!

佐伯

違うよ

佐伯

覚えてねーか?

佐伯

今日俺にぶつかった奴だよな?!

菊地 定晴

え、あ

菊地 定晴

その時はごめんなさい

菊地 定晴

えと、えと、許して…

佐伯

あ?

グサ

ドサリッ

佐伯

殺せたぞ

死体処理アカウント

かしこまりました

死体処理アカウント

今から向かいますので

死体処理アカウント

そのままお待ち下さい

佐伯

りょーかい

黒いワゴン車から怪しい奴が四人ほど出てきた

バタバタバタ

怪しい奴1

そっち持て

怪しい奴1

よし、運ぶぞ

と他の奴等がコクリと頷いて

ワゴン車の中に運んでいった

そして、合図をとっていた奴が出てきた

怪しい奴1

佐伯様、お洋服の御取りかえはいかがなさいましょうか?

佐伯

えっと…よろしくお願いします

怪しい奴1

それでは、車の中へ

佐伯

はい

車の中へ行くと

色々な書類や

機械

器具などがズラリと並んでいた

佐伯

すげぇな

怪しい奴1

そうですかありがとうございます

と服を変えたその時、窓の外を見ると

奈緒が通り過ぎた

怪しい奴1

あら、佐伯様奈緒様ですよ。

ウィィィとドアが開く

奈緒

結城くん、ここにいたんだ

奈緒

まさか、本当に殺すとは思ってなかった

奈緒

教えるだけで満足すれば良いと思ってた

怪しい奴1

佐伯様

佐伯

んだよ

怪しい奴1

こちらの奈緒様も

奈緒

死ね!

怪しい奴1

死体処理をお頼みになった方なんですよ

佐伯

うわぁぁぁぁぁぁあ!!!

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