STORY14
タケル
アキト
タケル
アキト
タケルの引き締まった身体に深い傷が出来ていた。タケルやシュウの負傷は、かなり辛いもので彼らが完治するまでの間を繋ぐのにはどうしてもアキトにカズハの二人だけでは難しい。
アキト
分かっているのだがいつもタケルやシュウに守られていたアキトに取って、今こそ恩を返す時だと、そう考えていた。
アキト
タケル
アキト
タケル
アキトは、タケルを3A教室へ送り届けると同様にシュウをシャワールームへ連れていった。
シュウ
アキト
シュウの細身な肉体もタケル同様に深い傷を負っている。2人の傷付いた身体を見たアキトは思う。
どうして、僕は傷一つないのだろうと、。
そして、
導いた答えは自分に甘く弱いから
シュウ
アキト
シュウ
アキト
珍しく弱音を見せるシュウ、涙が込み上げてきそうな目をしていた。
そして、傷ついた身体でアキトに抱きつく。
シュウ
アキト
シュウは、今出せる精一杯の力でアキトを抱きしめ続けた。
全員が集まる3A教室
マキノ
カズハ
マキノ
ジュリ
サクマ
マキノ
マキノの気持ちに変化が起こる。
土下座をしてまで最低なジュリに力を貸してと願ったカズハの姿
そして、小柄で弱いのにも関わらずタケルやシュウの為に命を張ろうとしているアキト
そして、身も心もズダボロの状態で調達から帰ってきたタケルにシュウ
彼女、彼らの必死の姿にマキノの薄汚れた心が動かされたのだ。
マキノ
カズハ
アキト
タケル
マキノ
シュウ
マキノ
マキノは、微笑んで頷いた。
それから、夜のターンまでそれぞれ自由に時を過ごす。
アキトは、もちろんタケルとシュウの傍からずっと離れることはなかった。
それもそうだ、これからいつ会えなくなるか分からないのだから。
だが、アキトも簡単に死ぬつもりは無い
できる限り、彼ら二人の役に立って、、。
カズハ
アキト
マキノ
カズハ
アキト
その様子を見て鼻で笑うジュリ
ジュリ
サクマ
ジュリ
この五人からまた1人死ぬ事になるなど
この時は誰もまだ知らない。
コメント
5件
気づいたら毎日の楽しみになってます! 次は誰が死ぬのかな〜
え( ˙-˙ )また1人…死ぬの…? ジュリさんちょっと苦手かも( ̄▽ ̄;) シュウさんとアキトさん…んー…blというか…めっちゃ仲良い! 続き楽しみに待ってます!