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コメント
5件
美味しかったですご馳走様(?)
地下室の冷気は熱を帯びた太宰の肌にとって刃のように鋭かった
太宰の意識は既に現実と妄執の境界を彷徨っている
腹部を執拗に圧迫する中也の指先が神経の束を一本ずつ引き抜いていくような錯覚さえ覚えた
太宰
太宰の口から漏れるのはもはや言葉の体を成さない喘ぎだった
中也は太宰の耳元に唇を寄せ、低く暴力的なほどに甘い声を吹き込む
中也
中也
中也
中也
中也
中也の手が太宰の腹部を更に強く逃げ場を完全に塞ぐように押し沈める
その瞬間、太宰の身体が強く波打った
拘束された手首が枷に食い込み、鈍痛を伴って悲鳴を上げる
だがその痛みさえも下腹部を支配する圧倒的な圧の前では些細な刺激に過ぎなかった
太宰
太宰の口から零れた言葉に中也の瞳が愉悦に細められた
「中也」ではなく「中也様」
太宰が最も嫌い、最も遠ざけていたはずの屈服の呼称
それを口にさせたという事実が中也の加虐心を更に煽る
中也
中也
中也
中也はわざと指を緩め、太宰に息を継がせる隙を与える
しかしそれは救いではなく次に訪れる更なる絶望への序曲に過ぎない
太宰は潤んだ瞳で中也を見上げ、屈辱に濡れた唇を戦慄させた
太宰
太宰
太宰の理性の壁に決定的な亀裂が入った
知略も策略も人を煙に巻くための言葉も今の太宰には何一つ残っていない
そこにあるのはただ一人の男に弄ばれ、生理的な限界に泣きわめく剥き出しの太宰治という個体だけだった
中也は満足げに鼻を鳴らすと太宰の髪を力強く掴み、その顔を強引に上向かせた
中也
中也
中也の指が太宰の最後の一線を容赦なく弾いた
太宰の喉からひび割れた叫びが溢れ出す
パピコォォォ
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