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ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
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ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
◤◢◤◢注意◤◢◤◢ BL要素が含まれます ご本人様とは一切関係ありません 途中バッドエンドっぽいですが、最後はハッピーエンドですか!
ザァー
俺は今どしゃ降りの街を歩いている
坂田との家を出てから行き場が無くなったからどうしようもない
友達の家に行ったら心配されるだろうし、
とりあえず雨足の凌げる薄暗い路地裏でしゃがんだ
urt
これからどうしよう
持ってるものは携帯だけ
もういっそ消えてしまおうか―
96nk
急に俺の名前を呼ぶ声が聞こえた
顔を上げてみると
urt
坂田の同僚の96ちゃんがいた
96ちゃんとは3人で集まって放送したことがある仲だったから知ってる人で安心した
96nk
96nk
urt
96nk
urt
96nk
urt
ダメだ、坂田と声に出すと視界が歪む
96nk
urt
96nk
urt
ホントは気を使って『大丈夫だよ』って言いたいけど、今はそんな事言えるほどの余裕がなかった
96nk
urt
96nk
urt
俺は全部を96ちゃんに話した
坂田が女の人と一緒にいた事、 日に日に帰ってくるのが遅くなること、 毎日のようにしてたハグが急に無くなったこと…
96ちゃんは今にも泣き出しそうな顔で親身になって俺の話を聞いてくれた
urt
urt
96nk
到底96ちゃんの顔なんて見れない
きっと酷い顔してるから、
そんなことを考えてると、 96ちゃんが口を開いた
96nk
96nk
urt
96nk
あんまり言い訳は聞きたくなかったけど他にどうすることも出来なくて大人しく聞くことにした
96nk
96nk
urt
urt
96ちゃんなわけ…
確かに言われてみれば96ちゃんに似ていたけど…
96nk
urt
俺は何も返さなかった
いや、返せなかった
あの女の人が96ちゃんだったら俺のただの勘違いじゃん…
俺の勘違いで坂田を傷つけたんだ…
そう思うとただ俯くことしか出来なかった
96nk
重々しく96ちゃんがまた話し始めた
96nk
少し戸惑ったように 視線を泳がせる96ちゃん
urt
その先が怖いけど気になって急かしてしまう
96nk
96nk
96nk
96nk
urt
聞いてない、パワハラ受けてたなんて 聞いてない!!!
なんで話してくれなかったの? なんで何も言ってくれなかったの?
とてつもない後悔がまた押し寄せてきた
96nk
urt
なんだよ…
結局全部俺の勘違いじゃん…
坂田を傷つけるだけ傷つけて…
最低だ…
urt
96nk
だんだん涙が溢れてきて、子供みたいに泣きじゃくってしまう
urt
urt
泣きじゃくる俺をなぐさめるように優しくさすってくれる96ちゃんの手が暖かくて、坂田との生活を思い出してしまう
あの時はお互い素直だったのに…
96nk
少し低めの声で96ちゃんが俺に話しかける
urt
96nk
96nk
urt
96nk
そうだ、俺が1番坂田のこと知ってるんだ
寝起きが悪いところ すぐにノリに乗ってくるところ いつも俺が素直になれるまで気長に待っててくれるところ
urt
分かっていても、
もう坂田は俺のこと好きじゃないかもしれない
そんなマイナスな考えが頭をよぎる
96nk
urt
急に96ちゃんが大きな声を出したからびっくりした
96nk
96nk
96nk
96nk
urt
なんでそういう恥ずかしいこと言うかな…
96nk
96nk
『大丈夫。』
その言葉に安心して、俺はちゃんと謝りに行こうと思った
もうあの頃に戻れなくたっていい
ちゃんと謝って来よう
urt
96nk
urt
96nk
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ガチャン
96nk
amtk
96nk
amtk
amtk
96nk
amtk
96nk
skt目線
ザァー
俺は今雨が降っているのを眺めている
大好きな人を自分から突き放してしまっていたと考えると呼吸が出来なくなるくらい苦しくなる
なんでうらさんが傷ついてることに気づいてあげられなかったんだろう
skt
俺1人じゃ生きていけない
俺の隣に、うらさんが居ないなら生きる意味も無い
もう、消えてしまおうかなー
skt
ふらふらと立ち上がる
そして俺はベッドに向かった
せっかく死ぬなら、うらさんとの思い出が詰まった場所が良いし…
…2人でよく布団にくるまってゲームしたり、寒くて抱き合いながら寝たりしてたな
skt
今俺の手元にあるのはカッターと睡眠薬
自分の気が向くままにしよう
そして最後に
死のう
skt
恐る恐るカッターを自分の手首に当てて引いてみる
skt
やっぱりカッターで切ると痛いな…
やめよう…
でもこの時だけは身体が言うことを聞かなくて
どんどん深く切ってしまう
skt
気がつくと周りは赤く染まっていた
もう意識もハッキリしない…
朦朧とする意識の中、最後に俺は睡眠薬に手を伸ばした
痛かったけど、もうどうでも良かった
そして、睡眠薬を大量に飲み込んだ
skt
skt
薄れていく意識の中、
家のドアが開いた音がした
skt
ガチャ
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urt
もう何を言ってるのか分からなかったけど 声の主が誰なのかははっきり分かった
skt
最後の力を振り絞って目を開けてみる
skt
urt
そこには号泣しているうらさんがいた
skt
skt
もうちゃんと声も出ない
urt
skt
そこで俺の意識は途切れた
urt目線
ピンポーン
家のインターホンを押すが誰も出ない
おかしいな、留守なのかな?
urt
そうだ、俺達には合鍵があったんだ
お互い帰りが遅くなってもいいように合鍵を持っていたのを忘れてた
ガチャン
恐る恐る入ってみる
いざ入るとなると気まずくなって 少し緊張する
urt
リビングを覗いてみる
urt
でもそこには坂田はいなかった
ほかの部屋も探したけど居ない
残った部屋は寝室のみ
ガチャ
urt
寝室に入った途端、 心臓が止まるかと思った
真っ赤に染った床やカベ 血のついたカッター 睡眠薬の瓶
そしてベッドの上でー
坂田が倒れていた
urt
慌てて坂田に駆け寄る
坂田の手元を見るとたくさんのリスカの跡があった
坂田の息も浅い
urt
urt
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涙が止まらない
お願いだから死なないで!
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skt
苦しそうな顔をしながらうっすら目を開ける坂田
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urt
skt
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ガクッ
坂田は意識を失った
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urt目線
気がつくと俺は病院にいた
俺なんでこんなとこいるんだ…?
確か坂田の家に行って… 坂田が倒れてて… 病院に運ばれたっけ…
そうだ、坂田は!?
無事!?
urt
そこには病室のベッドで寝ている坂田がいた
でもその姿は酷くて
酸素マスクをつけて たくさんのチューブで繋がれていた
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ガラッ
96nk
urt
96nk
urt
urt
96nk
96nk
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96nk
96nk
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坂田が生きてた
それだけで俺は嬉しかった
96nk
96nk
96nk
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96nk
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96nk
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バタン
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urt
気休めでも俺は 坂田の手をとって話しかける
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urt
urt
urt
ねぇ、早く起きてよ…
ピクッ
urt
坂田の指が一瞬動いた気がした
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urt
skt
urt
ピクッ
さっきは一瞬だったけど今のは違った
ちゃんと指が動いた
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urt
聞こえてないって分かっていても 声をかけ続ける
urt
urt
少し冗談混じりに言ってみる
そんな簡単にいくわけないけど…
ピクッ…ピクッ
とてもゆっくりだったけどちゃんと2回坂田の指が動いた
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urt
urt
skt
スゥ
坂田がうっすら目を開けた
まだ焦点が定まってなくて意識が朦朧としている感じだけど
urt
…コクッ
よく見ないと分からないほど小さな動きだったけど、
確かに坂田の首は縦に動いた
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skt
坂田は震える手で俺に手を伸ばした
俺は迷わず腕の中に飛び込んだ
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urt
urt
urt
urt
すると坂田の目から涙が零れた
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skt
skt
urt
skt
skt
urt
skt
urt
urt
しばらく俺達は静かな部屋の中で泣きながら抱きあっていた
でも今の涙はさっきとは違って、
安心と嬉しさの涙だった
数ヶ月後
今日は坂田が退院して初めてのデート
デートと言っても坂田の体調の事を考えてお家デートだ
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skt
今はまた坂田と暮らしてる
俺はいつも通りの仕事場に
坂田は俺と同じ仕事場に来ることになった
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skt
skt
urt
skt
skt
skt
urt
『これからはお互い隠し事無しにしよう』
『何かあったら相談し合おう』
そう決めてまた楽しく暮らしてる
今回俺達は友人の協力などがあってヨリを戻せたけど、そんなこと滅多にない
だから、
『後悔のないように過ごす』
また新しい俺たちの生活が始まる
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
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ゆあな(∩´͈ ᐜ `͈∩)
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HappyENDが1番♡