STORY8
フウカが死亡した事をタケルはジュリとサクマに告げた。
だが、二人の反応はあまりに冷たいもので驚くことも無かった。
ジュリ
サクマ
ジュリ
ズタズタズタズタズタ、、。
大量の食料と水が彼女の背負うリュックから出てくる。
カズハ
ジュリ
サクマ
ジュリ
【ね?マキノさん】
マキノ
タケル
ジュリ
シュウ
アキト
シュウがアキトから離れアキトは体を丸くして座った。
ジュリ
シュウ
タケル
二人はマキノの脚に視線を向けた。
血が流れていてハンカチで抑えることで対処しているのがわかる。
ジュリ
サナエ
カズハ
シュウ
ジュリに鋭い眼差しがサクマ以外の全員から送られた。
だが、眼差しは急変する事になる。
ジュリ
サクマ
ジュリ
カズハ
ジュリ
サクマ
サナエ
サクマは黙って頷いた。
そして、ジュリは顎を上げて見下すようにマキノに言った。
ジュリ
マキノ
ジュリ
マキノ
ジュリ
マキノ
ジュリ
サクマ
サクマの大きな図体がマキノに近づいていく、シュウが止めに入ろうとするが振り払われ投げ捨てられた。
アキト
シュウ
すると、タケルがマキノの前に立つ。
サクマ
タケル
タケルは、目に見えない脚捌きでサクマの顎に蹴りを入れた。
サクマは顎を揺らされた事で意識が朦朧とし気を失った。
マキノ
シュウ
タケル
シュウ
ジュリが唇を噛み締めていると
カズハとサナエがジュリに言った。
アキト
カズハ
サナエ
二人の反応を見て悪い笑みを浮かべるマキノ
思わぬトラブルにマキノの計画は崩れかけたが想像とは反する結果に順調に進もうとしていた。
怪我をする事で物資調達に行けない辻褄を作り他人に食料を集めさせ、あわよくば脱出スポットも見つけてもらう。
というその計画が、、。
ジュリ
ジュリ
サクマ
サクマはジュリに頭を軽く蹴られた事で気を取り戻し後頭部を抑えてゆっくりと起き上がった。
ジュリ
サクマ
すると、人を馬鹿にするような目でじーっとタケルを見て言った。
ジュリ
サクマ
カズハ
サナエ
この日は誰もが口を開かず静かに眠りについた。
ジュリも強気ではいるが身体は正直だ。
毎日、物資を調達するだけでも限界と気がついていただからこそ協力を求めたが求め方を間違っただけである。
更に賢いからこそ効率がいい方法を追求しすぎた結果、他人を蹴落とすような答えにたどり着いてしまったのだ。
だが、食料が余った現状こそジュリとサクマが脱出スポットを探す事に集中出来るのは事実、彼女達は着実に前に進んでいた。
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