かど。(作者)
かど。(作者)
かど。(作者)
かど。(作者)
かど。(作者)
かど。(作者)
あーあ。全部、あいつのせいで狂っちまったな。
はぁ、これからどうやって生きていこうか...
キャンパスのやつらはいつも俺のことを無視するし、
彼女にすら振られる始末だ。
ほんと、死ぬなら人に迷惑かけるなよって話。
まあでもここで止まっているわけにもいかない。
退学届も出したわけだし、
今後のことをちゃんと考えなきゃな。
なんて何度も考えてるけど、結局は一つの結論にたどり着く。
その結論は簡単だ。
金を沢山所持している女を誑かせて、
そこに寄生するだけ。
過信させて盲信させて、
ズタボロになったとこを裏切る。
血も涙もない、クズそのまんまの計画だが、
俺はそこに罪悪感なんて感じない。
逆に、イケメンな俺に貢げることを感謝してほしい。
そこまで考えて俺は出会い系サイトを開く。
適当に何人かの女に当たるとしよう。
もう俺はやらかさない。
完璧に、一つのミスなく寄生するだけだ。
イージーだなって吐き捨てる。
ある意味あいつと付き合ったのは良い経験だったかもな。
勿論、二度と会いたくはないけど。
あいつがパラサイトだったように、
今の俺の姿もパラサイトだ。
本当に切れない縁だなと思う。
そういうとこも本当にあいつらしい。
適当に見つけた相手にメッセージを送る。
「今度、東京駅で会えませんか?」
返信まではわずか2分。
よっぽど愛情に飢えているみたいだな。
それは俺も同じだが。
「ええ。それじゃあ〇〇日に会いましょ!」
返信に対してメッセージを返すと電源を落とす。
これで俺もパラサイトだ。
ただ俺はあいつとは違う。
完璧に依存して、あいつのことを嘲笑うとするか。
そうして俺は動き出す。
パラサイトとしての人生を歩むために。
コメント
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うん、よき