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さて、こうして生まれたスサノオだが
日本書紀本文では泣きつづけたため
イザナギ
イザナギ
と言われてしまう
日本書紀本文ではイザナミが生き続けているため、 スサノオがなぜ泣いているのかよくわからない
日本書紀の別伝や、古事記ではイザナミがなくなっており、 スサノオが泣きつづける理由が
スサノオ
と説明されていて、こちらの方が自然に思える
ただ、その場合
スサノオはイザナミがなくなってからイザナギの手によって生れているので
なぜイザナミを母だと思っているのかわからない
ここら辺、話がうまくつながらないのは、 本来の話が失われてしまっているのだろうか?
それはともかく
根の国(死者の国?)に行くことになったスサノオは
姉のアマテラスのところに挨拶に行く
そこでのふるまいからアマテラスが引きこもってしまう
天の岩屋
という有名なエピソードがあるのだが、ここでは省略する
スサノオは姉のところ(高天原)を追放され、出雲の国の方を旅していた
すると、川のほとりで悲しみに泣いている声が聞こえた
スサノオ
その方向に進むと、老人と老婆が一人の少女をなでながら泣いていた
スサノオ
スサノオ
老人は
アシナヅチ
アシナヅチ
アシナヅチ
アシナヅチ
アシナヅチ
アシナヅチ
アシナヅチ
と答えました
スサノオ
アシナヅチ
スサノオ
そういうとスサノオは
クシイナダヒメを神聖な櫛に変化させ、身に着けた
それからアシナヅチ、テナヅチに
スサノオ
といった
さらに棚を八個用意させ、それぞれに酒を入れた桶を準備させた
そうしてまっていると、大蛇がやってきた
頭と尾がそれぞれ八つあり、目は赤いほおずきのようであった
背中に木々が生え、八つの山、八つの谷に広がるほどの大きさであった。
ちなみにこの「八」というのは象徴的な数字
いわば「たくさん」といった意味で
実際の数ではないのではないか、と言われているそうだ
だからヤマタノオロチというのも、実際に頭が八つあるというより
たくさんの頭の生えた蛇、というような意味の可能性がある
さて、ヤマタノオロチは酒を見つけると、 頭をそれぞれの桶に突っ込んで飲み始めた
やがて酔っぱらって眠ったので
スサノオはトツカの剣(長剣、大剣という意味)を抜いて
ずたずたにその蛇を切った
ただ尾を切ったとき、剣の刃が少し欠けた
調べてみると尾の中に一つの剣があった
この剣を
天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
といい、後に
草薙剣(くさなぎのつるぎ)
と名を改めたという
ちなみに、ヤマタノオロチを切った剣は
オロチノアラマサ
カラサビノケン
アマノハハキリノツルギ
など、様々な名前が伝わっている
スサノオは天叢雲剣について
スサノオ
スサノオ
といって天津神に献上したという
そしてクシイナダヒメと結婚し
オオアナムチノカミ(オオアナムチノミコト)
が生まれた
そしてスサノオは根の国に向かった
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