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母親
桜
母親
母親
桜
桜
母親
母親
母親は、そのまま2階に上がっていく 桜の背中を見続けることしか できなかった
しかし、見てしまった─── 見たことの無い、あの、 愛する娘の瞳を───
母親
辺りは薄暗くなり、 オレンジ色に空を染めている
カキカキ………… カキ───
日記を書いていた、 鉛筆を持った桜の手が止まった
桜
桜
桜
鉛筆の芯を、ボキッと折った
桜
桜
桜
桜
───『もう、縁切ったから。』
桜
桜
桜
桜
それでいいんだ?
いつもと違う空気感を感じる
桜はチラリと棚の方を見る
桜
桜
璃乃と雪希は、桜が来ると くすくす笑い始めた
璃乃
雪希
璃乃
雪希
まるで、桜の背中に聞こえるように 言っているようだった
体育の時間。 バレーボールが始まった
桜
その時、雪希が投げたボールが 飛んで行った
璃乃
雪希
桜
璃乃
雪希
桜
桜
璃乃
雪希
雪希が女子たちの視線に気づいた
雪希
璃乃
璃乃
桜
桜
璃乃
雪希
雪希が璃乃の肩をとんと軽く叩く
璃乃
雪希
璃乃
璃乃
桜
璃乃
桜
桜
璃乃
雪希
璃乃
桜
辺りは真っ暗になる夜。 鉛筆の音が部屋の中に慌ただしく響く
桜
桜