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私は、あの人のことが
好き。
ずっとずっと前から、大好き…
実香子
実香子
私は、あの人と中々会話ができなかった。
どうしても勇気が沸かなくて、
ただ、いつも見つめることしかできなかった。
実香子
由紀夫
実香子
由紀夫
実香子
実香子
由紀夫
由紀夫
実香子
由紀夫
由紀夫
由紀夫
弟には、2か月前から彼女がいる。
昔から大好きだったサッカーを続けるために、
進学する時にも、弟はサッカーの強い高校を選んだ。
毎日練習し、順調にチームにも力が付いてきた時。
弟は、靭帯を損傷した。
実香子
由紀夫
由紀夫
由紀夫
実香子
由紀夫
実香子
実香子
怪我で、サッカーを続けられなくなった弟を支えてくれたのが、
サッカー部のマネージャーだった、マキエちゃんだった。
実香子
実香子
由紀夫
実香子
実香子
由紀夫
由紀夫
実香子
弟とは違い、私の恋はまるで
小学生みたいなものだった。
実香子
実香子
同世代と比べても、拙い恋だと思う。
それでも、
“好き”を止められなかった。
私達は、まもなく卒業する。
担任
担任
担任
私は、進学をせず、就職をすることにしていた。
学びたいことも今は無いし、
将来も、何になりたいか全く見えない。
実香子
私は、とにかく早く一人前になりたかったのだ。
働いて、自分でお金を稼げたら
それが「大人」で「正しい」のだと
この時は本気で、そう思っていた…。
杏
実香子
実香子
杏
杏
杏
杏
実香子
実香子
杏
実香子
杏
杏
実香子
実香子
実香子
杏
杏
高校卒業後、私は写真館に就職した。
簡単には、好きな人には会えなくなった。
でも、お金を自分を稼ぎ、
生きていけることに、安心感を覚えていた。
実香子
実香子
実香子
就職し、充実する日々を邪魔するのは、いつも両親だった。
母
実香子
母
母
実香子
由紀夫も可哀想だ。
好きな人、なおかつ誠実な人とずっと付き合っているのに、
実の親が 子離れしていない。
今はまだ両親に何も言われないが、
数年立ったら、結婚しろとか、孫はまだ?とか、色々言われるようになるのだろうか。
実香子
実香子
実香子
実香子
由紀夫
実香子
由紀夫
由紀夫
由紀夫
実香子
実香子
実香子
実香子
実香子
由紀夫
由紀夫
実香子
由紀夫
由紀夫
実香子
実香子
由紀夫
実香子
由紀夫
由紀夫
ユキエ
由紀夫
由紀夫
ユキエ
由紀夫
ユキエ
ユキエ
こんな大切な瞬間に私がいていいのだろうか?
由紀夫
ユキエ
由紀夫
ユキエ
ユキエ
ユキエ
由紀夫
由紀夫
実香子
ユキエ
愛し合う二人
思いが通じ合っている二人
やっぱり、羨ましいな…
実香子
由紀夫
由紀夫
ユキエ
実香子
実香子
由紀夫
ユキエ
実香子
ユキエ
ユキエ
実香子
実香子
実香子
由紀夫
由紀夫
私には、絶対に訪れない未来。
私が、異性愛者だったら歩んだかもしれない未来。
実香子
ユキエ
ユキエ
実香子
実香子
実香子
ユキエ
ユキエ
実香子
実香子
数年後
実香子
ハル
実香子
ハル
実香子
実香子
私は今ではレズビアンバーに通い、日々の悩みや愚痴を仲間と共有するようになっていた。
ハル
ハル
実香子
ハル
ハル
実香子
私は、まぁまぁ逞しくなったと思う。
過干渉だった両親とは、ほぼ絶縁状態。
でも、弟の由紀夫と、お嫁さんのユキエさんとは仲良しだ。
実香子
ハル
実香子
ハル
ハル
ハル
ハル
実香子
実香子
ハル
ハル
ハル
ハル
ハル
実香子
ハル
ハル
子供の相手は大変だが、
とても有意義で、私は自分の子供を育てることはきっと出来ないだろうから、
貴重な体験をさせてもらっている。
実香子
実香子
実香子
ハル
ハル
今の私は、自分らしく生きている。
弟にも、同性愛をカミングアウトしているし、
最近、勤めていた写真館も辞め、
エステサロンを開業した。
実香子
実香子
ハル
昔は 働いていれば安定できると思っていた。
でも今は、安定よりも
楽しさ、自分らしさを優先させている。
実香子
ハル
実香子
実香子
実香子
ハル
E N D