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短編

351 - それ程、真剣に

♥

260

2024年10月19日

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今日も、元気をくれる人

生きてるだけで、もういい

最強なんだ、その人は

画面の前の彼に、恋をした

でも、それは世間一般的な恋じゃなくて

どちらかと言うと…

……そうね

「好きという感情のない恋」ね

うーん、これじゃあちょっと薄情ね

……

「恋愛感情のない恋」、かしら?

…うん、そうね

画面の前の彼に、恋愛感情はないけど

確かに、恋をしたの

その、思考回路や生き様に

心底惚れ込んだわ

けど、それは所詮画面の先の彼

会いたいと思っても会えない

……そんな、恋でも良かった

彼が生きる糧をくれた

明日の光だった

盲目的に、恋をした

現実を見ない為の手段だった

彼は、ファンとしての私達を少なくとも好きでいてくれるだろう

ファンと、画面の先の彼

そんな、歪な関係でも

…いや、歪だったからこそ

それは、盲目的な恋だった

ファンで、それで良かった

ただのファンで、本当に幸せだったんだ

演者側には、いけないと思ってた

だから

……だから、なのかな

彼を映さない画面を、叩き割った

…その中に、彼は居ないのに

この作品はいかがでしたか?

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コメント

3

ユーザー

推しとファンって関係性で純粋に推しに恋する子が語り手だと思ったら最後の「彼を映さない」とか「その中に彼はいない」とか不穏すぎた……彼が画面の中にいないのは死んでしまったからなのか、はたまた単純に引退してしまったのか……どっちなんだろ……😢😢 推しとファンっていう関係だからこそ生きる希望が与えられてより一層幸せを感じるんだよね……

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