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変な男が訪ねてくるようになった

山村

あの世貯金の山村ですが

自分

なんですかあの世貯金って

山村

あの世に行ったときに不自由なく暮らせるよう、現世の貯金をあの世に送るサービスです

自分

そんなの信じるわけないでしょ

山村

また来ます

くる日もくる日も 山村という男はやってきた

山村

あの世貯金の山村ですが

自分

帰ってもらえますか?

山村

また来ます

こんなやりとりが毎日のように続き

俺の頭はストレスで破裂寸前だった

自分

このニュース…

自分

やっぱり偽物かよ!

自分

自殺者まで出して最低だな

自分

ふざけやがって

次に来たときには バシッと言わなければと思った

山村

あの世貯金の山村ですが

自分

おい

自分

今日は言いたいことがある

山村

なんでしょうか?

自分

お前が詐欺だってことはもうニュースで見て知ってるんだよ

山村

詐欺?

自分

とぼけたって無駄だ

山村

ええと、私はあなたにお金を届けようと毎日伺っているんですが

自分

だから…

自分

え、はい?

山村

ですから、毎日こうしてお金を届けに伺ってるんです

自分

なんでですか

山村

お客様の生前の貯金は2000万円です

山村

大金ですね

自分

ん?

自分

生前ってなに?

山村

お客様、もうお亡くなりになってますよ

山村

霊感の強い私にはこんな仕事しかない

山村

今日の客も昔のことを忘れていた

山村

あの世にまでお金を持っていって

山村

なんになるのかと、正直思う

山村

またしばらく忘れられないだろう

山村

お金を渡した後のあの笑い声

会社員の亡霊

アハハハハ…‼︎

これで俺は大金持ちだ…‼︎

彼らの笑い声は なぜかいつも泣いているように 聞こえるのだ

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