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ロストシティー0→ロストシティー 1

START

「はぁ、はぁ、アイツが、来る」

「隠れなきゃ!!!」

私は誰か分からない男の人に追いかけられていた

『どこだぁ?』

男の人は血塗れで、私を探し回っていた。

私は、その人へ襲いかかった

─────────────────────────

千夏

っ…はぁはぁ

千夏

夢…か

夢にしては感触がリアルだった

私はカーテンを開けて外を見た

千夏

…ゾンビは消えてない

千夏

外に出れないなぁ…

千夏

今何時だろう

時計の方に目をやると

まだ5時だった

外はまだ薄暗い

千夏

もう少し明るくなったら
ゾンビはどうなるんだろう。

千夏

明るくなるまで待とう

千夏

ご飯でも作ろうかな!!
空音の為!

私はキッチンに向かった

冷蔵庫を開けると腐っていないご飯の材料があった

棚には調味料が並んでる

棚にはお皿も綺麗な状態で置いてある

寝ている間に“声”がいじったんだろうか?

千夏

どうしよう
こんくらいあると何でも作れるなぁ…

千夏

洋食…和食?

千夏

空音は洋食派だな!よし、パンとか使ってオシャレなの作るぞぉ!

千夏

ここ、アパートなのに立派だよねぇ…部屋結構あったよ…

千夏

後で見回ろっと!!!
その前にご飯♪

40分後

千夏

出来たァ!

千夏

千夏

意外にお洒落に出来ちゃった♪

千夏

ここの生活も悪くないかもねー

千夏

空音!空音起きて!!

空音

ん…んぁ…??

千夏

朝だよ!!!

空音

もう朝?

千夏

うん、もう朝

空音

まだ6時だよ…寝るから
ばいばーい

千夏

そっか…オシャレな朝食作ったのに、食べないのか…残念だなぁ、

千夏

私一人で食べちゃおうっと

空音

食べる!食べる!

食べちゃおう、と言った瞬間に空音が飛び起きた

昔から食いしん坊なのは変わらない

私は空音をキッチンに連れて行った

千夏

はい、どーぞ

空音

空音

きゃぁぁぁあ!!!!美味しそう!!!

千夏

ふふふ、召し上がれー

空音

コーヒー苦手だよォ…

千夏

そう?じゃあ私コーヒー
貰うから、オレンジジュースにする?

空音

うん!!!するぅ!!!!

空音がキラキラした目で私を見つめる

私は笑いながらオレンジジュースを コップにいれた

大人でもオレンジジュース好きな人は居るだろうけど

空音の場合はすごく子供っぽい

私はオレンジジュースを空音の前に置いた

すると、すごいスピードでコップを持った

空音

ぷはぁっ…!!!

空音

美味しいーこんなのどこにあったの?

千夏

冷蔵庫、冷えてたし
メイド・イン・ジャパン

千夏

寝てる間に声が置いといたのかも…

空音

声マジ感謝!

空音

今日は声の為に机に手紙置いて寝る!!

空音が嬉しそうに言った

私は(サンタさんかよ…)と思ったけど口には出さなかった

千夏

そうだね笑
見てくれたらいいね

千夏

そうそう、5時くらいにカーテンを開けたんだけど

千夏

まだいっぱい居たよ

千夏

明るくなるまでは外に出ない方が良いかも…まだ分からないけど…

空音

わ、分かった!!

空音

いただきますっ…!!!!

千夏

いただきます。

私は、この子を外に出していいのかを考えていた

弱いし、危ない

何をしでかすか分からない

常に犬を連れて回ってる気分…

犬を危険な外へと出していいのか…

待ってて、と言ったら駄々をこねると思う

私が一旦見てきてから外へ出すか?

そうした方が良いな

私は空音に話す事にした

千夏

ねぇねぇ、空音…

空音

?何

千夏

外へ行くなら────

空音

私待っとくね!

千夏

え?

私が言おうとしていた事を言った

さすが親友だなぁ…

千夏

ちゃんと聞いて?

千夏

私が外へ行って見てくるから

千夏

私が安全だと思ったら一緒に行こう?

空音

空音

行っていいの?

千夏

??空音が居ないとダメだよ

空音

やったぁ!!!じゃあ一緒に行こっ!

空音

今日行く?!

千夏

う、うん…まだ朝だから時間あるし行こうかな笑

空音

そうと決まれば準備準備!!!

空音

食べ終わってるでしょ!

と言って私の背中を押す

千夏

ちょ、ちょっとぉ!!!

千夏

ふふふ、じゃあ準備してくるから、洗い物お願いしますっ笑

空音

了解!!任せて!

と言って私のお皿も洗い場へ持って行った

私は安心して準備に取り掛かった

30分後

千夏

じゃあ行ってこようかな!!!

空音

ちゃんと見て来て!ちゃんと!

外はもう明るくなっていた

ゾンビも少なくなっていたので、今のうちだと思った

千夏

はぁーい見てくるね

千夏

武器も持ってるから大丈夫!

空音

気を付けてねっ!!!!

空音

またね!

千夏

うん、またね

外に出ると、ゾンビは少なくなっていた

というより、ほとんど居ない

家の中、マンションは沢山いる

千夏

千夏

ボロッボロ…マンションとかの中には行かないでおこう

千夏

下見だし…

千夏

…まだ帰るわけには行かないなっ!!!

千夏

ちょっとそこら辺歩いてみよう…

私が歩き出すと、茂みからゾンビが出てきた

「ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

千夏

きゃぁっ!!!!

私は持っていたナイフをゾンビめがけて投げた

「ウア゙ッ!!!!」

ドサッ

ゾンビが床へと倒れた

怖い

私は人を殺したのか?

イヤ、違うな…これはモンスターだし

殺さなきゃいけない…生きていけない

私は刺さったナイフを取って

歩き出した

ガサッ

千夏

また?!

私が血塗れのナイフを音のした方へ 向けた

ガサガサッ

????

ッ!!

????

大丈夫よ、私は敵ではないわ…

????

私は田中 咲良(たなか さら)
18歳よ

田中 咲良

貴方はなんて言うの?

千夏

…三ツ境 千夏です

千夏

16歳です

私は自己紹介した後に咲良さんの後ろにいる子に目を向けた

????

千夏お姉ちゃん?であってますか?

癒されるっ!

私は一人っ子だったのでお姉ちゃんと呼ばれるのが嬉しかった

????

みーは…みー子って言う…

田中 咲良

伊方 美依子って言うのよ
10歳

千夏

そうなんですか…

田中 咲良

あ、敬語とか良いからタメ語で良いわよ

伊方 美依子

私にも…ためご?で良い?

いちいち可愛い!!!!

最高!

千夏

わ、分かった

千夏

咲良さん…は

田中 咲良

咲良でいいわよ笑

田中 咲良

田中はやめてね

千夏

咲良はどこに住んでたの?この世界に来てから

田中 咲良

少し遠くのアパートに隠れていたわ

田中 咲良

今は探検中ね。
千夏は?

千夏

私は、そこの…

私は住んでいるアパートを指さした

田中 咲良

1人?

千夏

親友の空音が居ます…

田中 咲良

連れてきてないの?

千夏

ちょっと危なっかしい子なので

田中 咲良

また敬語になってるわよ!

田中 咲良

まぁ、好きにして良いけど…

千夏

アパート立派ですよ

田中 咲良

そうなの?!
私の所はオンボロ中のオンボロだわ笑

千夏

そんなに?!

田中 咲良

えぇ、床が抜けてる場所もあったのよ?
ここは大分綺麗だけど

伊方 美依子

うん、床めっちゃ抜けてた

グゥゥウ

美依子ちゃんのお腹が鳴った

千夏

ッ!あはは笑!!!

千夏

ご飯作ったの残っているので食べますか?

千夏

家に案内します笑

と言うと2人が目をキラキラさせた

伊方 美依子

い、良いの?!

田中 咲良

本当?!私達食べていなくて…お腹すいていたの…

田中 咲良

ありがとう…

伊方 美依子

ありがとうっ!

千夏

どういたしまして
さ、行きましょう

家の近くに来るとゾンビが扉の前に居た

ロストシティー 1

end

ロストシティー1→ロストシティー2

To be continued

千夏

この作品はいかがでしたか?

616

コメント

27

ユーザー

奥城レイ📚💐 様 💬ありがとうございます。 そう言っていただけて嬉しいです

ユーザー

うわー、なんかすごい! 小6とは思えないクオリティです

ユーザー

ともみん🌷🌈 様 嘘ではないです。 詐欺とかでも無いのでご安心ください。

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