翌日
凛太郎は奏星の家の前に来ていた
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
しかしまだ躊躇があるようで インターフォンを押す手が震えている
揚羽凛太郎
ストーカーみてぇだよな
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
生理とかだったから
揚羽凛太郎
デリカシー無いヤツだよな
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
日向志津香
帰ろうとする凛太郎に 志津香が声をかける
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
日向綾星
綾星は不安そうな眼差しで 凛太郎を見上げている
日向志津香
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
通りかかって・・・
日向志津香
日向志津香
あがって行ったら?
日向志津香
揚羽凛太郎
日向綾星
風邪引いてるの!
綾星が慌てた様子で 食い気味に口を開く
日向志津香
揚羽凛太郎
日向志津香
あなた・・何言って──
日向綾星
風邪引いてるんだよね?
日向綾星
日向綾星
日向志津香
揚羽凛太郎
志津香は綾星から何かを 感じ取ったのか──
日向志津香
日向志津香
悪くってね
揚羽凛太郎
日向綾星
日向綾星
帰って・・・
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
そうしようかな
揚羽凛太郎
って伝えてください
日向志津香
日向志津香
揚羽凛太郎
日向志津香
日向奏星
日向奏星
日向志津香
揚羽くんに会ったわよ?
日向奏星
奏星は動揺して声を荒げる
日向志津香
家にあがってもらおうと
したんだけど・・・
日向奏星
日向奏星
日向志津香
アンタが風邪引いてるから
今日は帰ってくれって
揚羽くんに言ったのよ?
日向奏星
日向綾星
日向志津香
何かあったの?
日向奏星
日向志津香
日向志津香
日向志津香
日向綾星
日向綾星
部屋でゲームやろうよ!
日向綾星
日向奏星
綾星は奏星を強引に引っ張り 逃げるように部屋に入っていく
日向志津香
日向志津香
日向志津香
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
明らかに綾星ちゃんの
嘘だよな・・・
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
いいんだよ・・・
揚羽凛太郎
日向奏星
日向奏星
日向奏星
奏星は綾星の頭を 優しく撫でる
日向綾星
日向奏星
奏星は綾星を 優しく抱きしめる
日向綾星
日向綾星
日向奏星
日向奏星
悪くなんかない!
日向綾星
日向綾星
日向綾星
遭わせたくないから
日向綾星
日向奏星
日向奏星
日向綾星
日向綾星
日向志津香
日向志津香
日向志津香
日向志津香
日向志津香
日向志津香
奏星が喧嘩しただけ
って訳じゃなさそうね
ピンポーン
日向志津香
日向志津香
日向志津香
ガチャ
日向志津香
眞琴杏樹
眞琴杏樹
日向志津香
眞琴杏樹
同じ高校に通ってる
お友達です・・
日向志津香
眞琴杏樹
日向志津香
日向志津香
日向志津香
待っててちょうだい
眞琴杏樹
日向志津香
日向奏星
日向志津香
日向奏星
日向奏星
日向志津香
言うお友達よ
日向奏星
日向志津香
お友達って言ってたけど
日向奏星
日向奏星
最近仲良くなったんだ
日向志津香
待ってもらってるから
日向奏星
日向奏星
伝えてくれる?
日向志津香
日向志津香
待たせてるんだから
日向奏星
日向綾星
日向綾星
日向綾星
日向奏星
日向綾星
ウチの近くに来たから?
日向綾星
揚羽お兄ちゃんには
会ってないよね?
日向綾星
日向奏星
分からないよ・・・
日向奏星
部屋に行っててくれる?
日向綾星
綾星は不安を感じながらも 自らの部屋に舞い戻る
日向奏星
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
何してたの?
日向奏星
日向奏星
ゲームしたいって
グズるもんだから
眞琴杏樹
眞琴杏樹
外に出て話しない?
日向奏星
日向奏星
日向奏星
出かけてくるね
日向志津香
あまり遅く
ならないようにね?
日向奏星
眞琴杏樹
ジュースご馳走様でした
綾星と杏樹はしばらく歩き 公園のベンチに腰を下ろす
日向奏星
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
来てましたね?
日向奏星
凛くんが──
眞琴杏樹
眞琴杏樹
困ってる人がいたら
眞琴杏樹
体が先に動く性格だから
眞琴杏樹
心配するあまりに
来ちゃったんでしょうね
眞琴杏樹
変わってないなぁ
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
別れようって
言ってないんですね
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
連絡できませんよね
眞琴杏樹
ウッカリしてた
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
先輩に別れようって
伝えましょう!
日向奏星
眞琴杏樹
先輩に連絡しなくても
眞琴杏樹
できますよね?
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
眞琴杏樹
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
しないで・・・
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
眞琴杏樹
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
奏星が背後に振り向くと そこには凛太郎の姿があった
日向奏星
揚羽凛太郎
通りかかっただけど
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
奏星のお母さんと
綾星ちゃんに会ったんだけど
揚羽凛太郎
奏星が風邪引いてるって
言ってたからさ・・
日向奏星
揚羽凛太郎
外に出てて大丈夫?
揚羽凛太郎
方が良くない?
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
言ってくれねーか)
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
放っておいて!
奏星はその場から 立ち去ろうとする
揚羽凛太郎
そんな奏星の腕を 凛太郎が掴む
日向奏星
日向奏星
綾星が──
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
どうかしたの?
日向奏星
揚羽凛太郎
言ってくんねーんだよ!
日向奏星
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
分かんねーじゃん!
日向奏星
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
言ってんのかよ・・
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
好きな人・・出来たの
揚羽凛太郎
日向奏星
誰彼構わず
日向奏星
人じゃなくて
日向奏星
揚羽凛太郎
俺・・お節介は卒業──
日向奏星
変われないよ・・
揚羽凛太郎
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
返さなくなったかと思えば
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
綾星ちゃん使って
揚羽凛太郎
嘘までついてさ!
日向奏星
揚羽凛太郎
俺と別れたかったのかよ
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
日向奏星
日向奏星
ズルい女なんだ・・・
揚羽凛太郎
日向奏星
揚羽凛太郎
日向奏星
言ってよ・・凛くん)
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
凛太郎は滴り落ちる涙を 裾で拭きながら
公園を後にする
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
日向奏星
眞琴杏樹
展開になっちゃいましたね
杏樹が再び 奏星の目の前に現れる
日向奏星
眞琴杏樹
飛んで戻ってきたんですけど
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
見てましたから♫
日向奏星
眞琴杏樹
大満足です!
日向奏星
眞琴杏樹
先輩はフリーかぁ!
日向奏星
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
悪い虫が寄り付く事も
なくなった訳だし
眞琴杏樹
日向奏星
眞琴杏樹
そんな落ち込まないで
眞琴杏樹
元気出して!ね?
日向奏星
眞琴杏樹
眞琴杏樹
無いと思いますけど
眞琴杏樹
杏樹は満足そうな表情を浮かべながら その場を立ち去る
日向奏星
日向奏星
日向奏星
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
出かけてくる
揚羽渚沙
遅い時間に?
揚羽凛太郎
揚羽渚沙
できるわよ?
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽渚沙
つもりなんだけど?
揚羽渚沙
鶏の照り焼き
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽渚沙
揚羽凛太郎
揚羽渚沙
揚羽渚沙
揚羽渚沙
揚羽渚沙
揚羽渚沙
凛太郎は繁華街を 気怠そうに歩いていた
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
いけなかったんだよ)
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
ガッ
凛太郎の肩がすれ違った チンピラ二人組のウチ 一人の肩とぶつかる
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
凛太郎は黙って 通り過ぎようとするが
チンピラA
揚羽凛太郎
チンピラA
しようとしてんだ?コラ
チンピラB
揚羽凛太郎
凛太郎はチンピラふたりに 裏路地に連れて行かれてしまう
連れ込まれた裏路地て 凛太郎はチンピラ二人に 殴る蹴るなどの暴行を受ける
揚羽凛太郎
チンピラA
肩ぶつかっておきながら
チンピラA
チンピラA
チンピラB
もらわねーとな
チンピラは凛太郎の ポケットから財布をとります
揚羽凛太郎
チンピラA
寝てろ!コラ!
凛太郎は腹に 重い蹴りを喰らう
揚羽凛太郎
チンピラは 凛太郎から奪い取った 財布を物色する
チンピラB
チンピラB
チンピラB
入ってねーじゃん
チンピラB
金持ってるもんなんじゃ
ねーのか?おい!
チンピラA
チンピラは凛太郎の 財布の中身を物色し
学生証を取り出す
チンピラA
揚羽・・凛太郎・・・
チンピラA
覚えたからな?
チンピラB
遭いたくなけりゃ
慰謝料もってこい!
チンピラB
揚羽凛太郎
姫川鉄心
チンピラA
チンピラが振り返ると 助けに来た鉄心に 鋭い拳で腹を殴られる
チンピラA
チンピラB
チンピラB
姫川鉄心
鉄心の鋭い眼力に ビビるチンピラ
チンピラB
姫川鉄心
なかったらな
姫川鉄心
さっさと帰れ!
姫川鉄心
チンピラB
チンピラB
チンピラは恐れ慄き その場から逃げ去る
姫川鉄心
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
姫川鉄心
姫川鉄心
揚羽凛太郎
姫川鉄心
繁華街をうろつくな!
姫川鉄心
揚羽凛太郎
姫川鉄心
貸してやるから!
揚羽凛太郎
凛太郎は鉄心の肩を借りて 裏路地から繁華街へ出る
姫川樹音
その子・・・
姫川鉄心
チンピラに
絡まれてたんだよ
揚羽凛太郎
ございます・・
揚羽凛太郎
歩けますから
姫川美咲
そこには美咲の姿があった
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
こんな所で・・・
姫川美咲
ご飯食べてただけだけど
姫川美咲
何やってんの?
姫川美咲
つくって・・・
揚羽凛太郎
姫川鉄心
知り合いか?
姫川美咲
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
姫川美咲
姫川美咲
姫川樹音
姫川美咲
帰っててくれる?
姫川鉄心
姫川美咲
心配なの・・・
姫川鉄心
姫川美咲
姫川美咲
喧嘩するヤツじゃないし
姫川美咲
姫川樹音
遅くならないようにね?
姫川鉄心
こんな遅い時間に
男と二人にして
姫川樹音
あれでしょ?
姫川樹音
姫川美咲
姫川鉄心
姫川樹音
あげなさい!
姫川美咲
姫川美咲
するから!!
姫川美咲
揚羽くん!
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
凛太郎はその場で 腹を押さえてうずくまる
姫川美咲
姫川美咲
揚羽凛太郎
美咲に肩を借りて しばらく歩く凛太郎だったが
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
公園のベンチに腰を下ろす 凛太郎と美咲
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川美咲
ありえないじゃん
揚羽凛太郎
姫川美咲
何かあったの?
揚羽凛太郎
姫川美咲
LIMEの返事がないって
心配してたじゃん
姫川美咲
なんだったの?
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
家に行ってみたんだ
姫川美咲
揚羽凛太郎
やっぱ辞めようって
思ってさ
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川が言ったように
生理とかだったらさ
揚羽凛太郎
デリカシーないヤツだろ?
姫川美咲
姫川美咲
そっとしといて
欲しいって思うもんね
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
嫌われたりしたら嫌だし
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
奏星のお母さんと
綾星ちゃんに会ったんだ
姫川美咲
良いというか悪いというか
揚羽凛太郎
いけって言って
くれたんだけどさ
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
帰ってくれって
言ってきたんだよ・・
姫川美咲
姫川美咲
聞いてないけど
揚羽凛太郎
言い方的に嘘だって
思ったんだけどさ
揚羽凛太郎
帰るしかねーじゃん?
姫川美咲
揚羽凛太郎
帰ろうとしたら
揚羽凛太郎
座って泣いてる奏星を
見かけたんだ
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
聞いたら──
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
別れようって──
姫川美咲
奏星がそう言ったの?
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
飛び出してきたから・・
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
誰彼構わずお節介
焼くヤツじゃなくて
揚羽凛太郎
見てくれるヤツだって・・
姫川美咲
揚羽凛太郎
分かんなくてさ・・
揚羽凛太郎
しちゃったのかな?
凛太郎は顔を両手で覆う
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川美咲
聞いてみるから
姫川美咲
任せてくれない?
揚羽凛太郎
姫川美咲
居なかったら
姫川美咲
いじめっ子のままだった
揚羽凛太郎
姫川美咲
みんなのおかげなの
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
姫川美咲
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
任せていいか?
揚羽凛太郎
どうしたら良いのか・・
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
時間まで付き合わせて
姫川美咲
姫川美咲
姫川美咲
揚羽凛太郎
姫川美咲
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
言ってくれたけど
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
あーだこーだ言っても
仕方ないな
揚羽凛太郎
言ってくれたんだ
揚羽凛太郎
凛太郎がベンチから 立ち上がるが
揚羽凛太郎
脇腹に激痛が走る
揚羽凛太郎
眞琴杏樹
脇腹を押さえて うずくまる凛太郎に 杏樹が駆け寄る
揚羽凛太郎
凛太郎は顔を見上げる
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
眞琴杏樹
眞琴杏樹
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
凛太郎の脇腹に 再び激痛が走る
眞琴杏樹
揚羽凛太郎
眞琴杏樹
眞琴杏樹
会えないのは辛くて
眞琴杏樹
揚羽凛太郎
眞琴杏樹
揚羽凛太郎
揚羽凛太郎
何もないから!と言いかけた凛太郎は その場で背中に激痛を感じ その場に倒れ込む
眞琴杏樹
揚羽凛太郎
眞琴杏樹
眞琴杏樹
分かってくれないから
眞琴杏樹
眞琴杏樹
眞琴杏樹
方法はないから・・
そんな杏樹の手には すたんがんがスタンガンが 握られていた
揚羽凛太郎
凛太郎はその場で 気を失ってしまう






