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鳥丸崇矢

まぁ、聞きたいことは
山ほどあるだろうが

鳥丸崇矢

順を追って
説明してやるよ

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

まずお前がずっと
電話で会話していた

鳥丸崇矢

六車ってのは
俺のことだ

鳥丸崇矢

六車が偽名ってのは

鳥丸崇矢

バカなお前でもうすうす
気づいてたんだろ?

柊美琴

え、えぇ・・・

鳥丸崇矢

俺はある計画を
実行するために

鳥丸崇矢

俺の言いなりになる
都合のいい女を
探してたんだよ!

柊美琴

それが私・・・

柊美琴

って事?

鳥丸崇矢

ああ

鳥丸崇矢

たまたまだよ

鳥丸崇矢

たまたま親父狩りの
現場を目撃してなぁ

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

その中の一人が
お前だった

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

まぁ、安心しろ

鳥丸崇矢

お前が狩った
サラリーマンには

鳥丸崇矢

俺が金を返して
やったから

柊美琴

え・・・

柊美琴

じゃ、じゃあ

柊美琴

あのサラリーマンが
私たちの事を

柊美琴

通報するなんて事は
ありえなかったって事?

鳥丸崇矢

勘違いするなよ

鳥丸崇矢

俺が金を
サラリーマンに
返したとしても

鳥丸崇矢

お前が親父狩りをした
事実が消える訳じゃない

柊美琴

わ、わかってるわ・・・

柊美琴

そんな事・・・

鳥丸崇矢

どうだか

鳥丸崇矢

今のお前の
口ぶりから察するに

鳥丸崇矢

警察に捕まる心配がないなら
こんな事に加担する
必要なかったじゃないのよ!

鳥丸崇矢

って言ってるように
聞こえるけどな

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

ふははは!図星か?

鳥丸崇矢

まぁ、いい

柊美琴

私にやらせた
理由はわかった

柊美琴

けど・・・

柊美琴

彼・・・

柊美琴

天馬くんを
私に狙わせたのは

柊美琴

どう言った理由で?

柊美琴

あんな財布まで
用意して・・・

鳥丸崇矢

あの財布は
事前に天馬から

鳥丸崇矢

俺が拝借していた
財布だ・・・

鳥丸崇矢

今回の計画の為には
財布が最も大事なアイテム
だったからな

柊美琴

どういう事?

鳥丸崇矢

財布を届けに
自宅に向かう

鳥丸崇矢

これが一番
天馬に疑われずに

鳥丸崇矢

お前を引き合わせれる
最善の方法だったからだ

柊美琴

じゃ、じゃあ
なぜ私に天馬くんを?

柊美琴

何のために天馬くんに
恐怖を?

鳥丸崇矢

俺が・・・

鳥丸崇矢

天馬を・・・

鳥丸崇矢

愛しているからだ

柊美琴

え・・・

鳥丸崇矢

狂おしい程に
愛しているからだ

柊美琴

ど、どういう事?

鳥丸崇矢

俺は昔から天馬の事が
好きだったんだ

鳥丸崇矢

愛していた

柊美琴

愛・・・

鳥丸崇矢

友達だとしてじゃなく

鳥丸崇矢

性の対象として
見ていたんだよ

鳥丸崇矢

そして・・・

鳥丸崇矢

天馬とひとつに
なれる日を

鳥丸崇矢

ずっと
待ち望んでいたんだ

鳥丸崇矢

今までずっとな・・・

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

勘違いするなよ?

鳥丸崇矢

俺はゲイって
訳じゃない

鳥丸崇矢

かと言って
バイって訳でもない!

柊美琴

何がいいたいの?

鳥丸崇矢

俺は・・・

鳥丸崇矢

「天馬」が好きなんだよ

柊美琴

天馬くんが?

柊美琴

でも、好きなら
何故こんな事をするの?

柊美琴

矛盾してるじゃない

鳥丸崇矢

それは・・・

鳥丸崇矢

俺が男だからだよ

柊美琴

どういう意味?

鳥丸崇矢

同性恋愛は
男女のようにはいかない

柊美琴

・・・・・・

鳥丸崇矢

だから、もし
想いを伝えても

鳥丸崇矢

拒絶されるかも知れない

鳥丸崇矢

それどころか

鳥丸崇矢

天馬との
友情関係すら

鳥丸崇矢

壊しかねない

鳥丸崇矢

一生天馬と
会えなくなるかもしれない

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

だから怖くて告白
できなかった・・

鳥丸崇矢

恐ろしかったんだ

鳥丸崇矢

不安だった・・・

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

でもどうしても
天馬を諦めきれなかった

鳥丸崇矢

何度も何度も
諦めようと思った

鳥丸崇矢

俺は頭がおかしいん
じゃないか?と

鳥丸崇矢

自分を殺したく
なるくらいに悩んだ

鳥丸崇矢

けど・・・

鳥丸崇矢

どれだけ
諦めようとしても

鳥丸崇矢

出来なかった・・・

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

どうしても
この愛する気持ちを

鳥丸崇矢

天馬に伝えたい!

鳥丸崇矢

なんとかして
伝えたい

鳥丸崇矢

そこで考えたんだよ

鳥丸崇矢

ひとつの方法を

柊美琴

方法?

鳥丸崇矢

あいつが・・・

鳥丸崇矢

天馬が極限状態の時に

鳥丸崇矢

俺が助けてやれば

鳥丸崇矢

それを利用して
想いを伝えれば

鳥丸崇矢

上手くいく
かもしれない

鳥丸崇矢

俺を受け入れて
くれるかもしれないって

鳥丸崇矢

そう考えたんだ

柊美琴

そのために
私を利用して

柊美琴

恐怖を
与えさせたって事?

鳥丸崇矢

そういう事だよ

鳥丸崇矢

こういうのはアレか

鳥丸崇矢

吊り橋効果って
言うのか?

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

そしてお前に
わざと刺され

柊美琴

!!!!!!!

柊美琴

(あれって・・・
わざとだったの?)

鳥丸崇矢

そうする事で

鳥丸崇矢

俺は命の恩人だと

鳥丸崇矢

大切な人間だと
天馬の意識に
すり込ませた

鳥丸崇矢

難しかったよ

鳥丸崇矢

後遺症が残らないように
浅い傷にするのは

鳥丸崇矢

ぶっつけ本番でも
やれば出来るもんだな

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

そしてやっと・・・

鳥丸崇矢

やっと俺は
天馬に想いを伝えれた

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

そして天馬は

鳥丸崇矢

そんな俺の想いを
受け止めてくれたんだ

鳥丸崇矢

俺を好きだと

鳥丸崇矢

そう言ってくれた

柊美琴

天馬くんが・・・

鳥丸崇矢

天馬と繋がれたんだ!

鳥丸崇矢

交われたんだよ

柊美琴

もしかして・・・

鳥丸崇矢

ああ!そうだよ

鳥丸崇矢

S○Xした・・・

柊美琴

セッ・・・

鳥丸崇矢

はぁ・・はぁ・・

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

やっと・・・

鳥丸崇矢

はぁ・・はあ・・

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

まるで天にも
登るような快感だったよ

鳥丸崇矢

俺がひと突きする度に

鳥丸崇矢

それに合わせて
天馬が可愛く喘ぐんだよ

鳥丸崇矢

はぁ・・はぁ・・

鳥丸崇矢

あぁ〜たまらない!

鳥丸崇矢

可愛くてたまらない

鳥丸崇矢

愛おしくてたまらない

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

俺はこの瞬間の為に

鳥丸崇矢

生きてきたんだ
とさえ感じた

鳥丸崇矢

はぁ・・はぁ・・

鳥丸崇矢

思い出すだけで
もう、イってしまいそうになる

鳥丸崇矢

ふははははは

柊美琴

!!!!!!

柊美琴

(た、勃ってる・・・)

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

ふふ・・ふふふ・・

鳥丸崇矢

俺は今・・・

鳥丸崇矢

人生で最高の
気分だよ・・・

柊美琴

でも・・・

柊美琴

じゃあ、あなた・・

柊美琴

ここには
何をしに来たの?

鳥丸崇矢

はぁ?

柊美琴

だってあなたの
悲願は達成したんでしょ?

柊美琴

天馬くんと
付き合いたいって

柊美琴

ひとつに
なりたいっていう

柊美琴

あなたの望みは
叶ったんでしょ?

鳥丸崇矢

・・・・・

鳥丸崇矢

あぁ・・

鳥丸崇矢

そうだな・・・

柊美琴

なら私にはもう
用は無い筈でしょ?

柊美琴

私の仕事は
終わったんだから

鳥丸崇矢

チッ!チッ!チッ!

鳥丸崇矢

違う!違う!違う!

鳥丸崇矢

違うんだよ!

柊美琴

何が違うって言うの?

柊美琴

だってあなたは・・・

鳥丸崇矢

これだからバカ
困るんだよなぁ

柊美琴

どういう事?

鳥丸崇矢

俺はやっと
天馬と繋がれた

鳥丸崇矢

これから先は
天馬と

鳥丸崇矢

寄り添いながら
生きていける

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

しかし、あとひとつ

鳥丸崇矢

厄介な問題が
残ってんだよ!

柊美琴

なに?

鳥丸崇矢

お前という存在だよ

鳥丸崇矢

美琴ちゃん!

柊美琴

わ、私?

鳥丸崇矢

全ての真相を知ってる
お前という存在は

鳥丸崇矢

俺と天馬が歩む
今後の人生において

鳥丸崇矢

非常に大きな
弊害なんだよ

柊美琴

え・・・

柊美琴

ど、どういう事?

柊美琴

何が言いたいの?

鳥丸崇矢

俺がここに来た理由

鳥丸崇矢

それは・・・

柊美琴

ゴクリ・・・

鳥丸崇矢

最終段階
遂行する為さ

柊美琴

最終段階?

鳥丸崇矢

第一段階は
美琴ちゃんが
天馬に財布を届ける

鳥丸崇矢

第二段階は
偶然を装い
天馬に近づく

鳥丸崇矢

第三段階は
自宅に上がり込む
約束をする

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

第四段階は
自宅に勝手に上がり込み
食事の支度をする

鳥丸崇矢

第五段階は
天馬の潜伏先へ
俺が不在時に突撃し

鳥丸崇矢

更なる恐怖を与え

鳥丸崇矢

なおかつ

鳥丸崇矢

天馬の一番の
友人である俺を
包丁で刺す

柊美琴

ゴクリ・・・

鳥丸崇矢

そして
最終段階・・・

鳥丸崇矢

それは・・・

鳥丸崇矢

ストーカーの死亡

柊美琴

え・・・

鳥丸崇矢

これで幕引きだ

柊美琴

死亡って・・・

柊美琴

まさか・・・

鳥丸崇矢

俺は今日・・・

鳥丸崇矢

お前を殺すために
やって来たんだよ

柊美琴

なんで私が
殺されなくちゃ
いけないの?

鳥丸崇矢

足りない脳みそで
考えてみろよ

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

この真相を
天馬に知られる事は

鳥丸崇矢

俺にとっては
避けたい事態なんだ

鳥丸崇矢

もしそうなれば

鳥丸崇矢

俺は全てを失う

柊美琴

私がバラすって?

鳥丸崇矢

俺はそう疑ってる

柊美琴

いや、言わないわよ

柊美琴

絶対に言わないから

柊美琴

だから、せめて
命だけは・・・

鳥丸崇矢

ダメだね!

柊美琴

そ、そんな・・

柊美琴

嫌・・・

鳥丸崇矢

親父狩りをして

鳥丸崇矢

なおかつその事を
秘密にするために

鳥丸崇矢

こんな事にまで
協力しちまう女の言葉を

鳥丸崇矢

俺に信用しろってか?

鳥丸崇矢

ふはははは

鳥丸崇矢

ちゃんちゃら
可笑しいって話だろ?

柊美琴

いや・・・

鳥丸崇矢

俺は人を殺す事なんて
なんとも思わない

鳥丸崇矢

そういう
人間なんだよ

柊美琴

そんな・・・

鳥丸崇矢

高校生の時に天馬を
そそのかした女を

鳥丸崇矢

交通事故に
見せかけて殺して以来

鳥丸崇矢

殺すと言う行為に

鳥丸崇矢

なんの罪悪感も
感じなくなったんだよ

柊美琴

く、狂ってる・・・

柊美琴

こいつ・・・

柊美琴

狂いまくってる・・・

鳥丸崇矢

安心しろよ

鳥丸崇矢

ひとおもいに
喉笛かっさばいて

鳥丸崇矢

楽に死なせてやるから

鳥丸崇矢

一瞬だけ
チクッと痛むだけだよ

柊美琴

嫌・・・

柊美琴

た、助けて・・・

鳥丸崇矢

醜い顔だなぁ

鳥丸崇矢

恐怖に歪んだ
醜い顔だな

鳥丸崇矢

ゲロ吐きそうだ

柊美琴

・・・・・

柊美琴

で、でも・・・

柊美琴

こんな事したら
あなただって

柊美琴

ただじゃ
済まないでしょ?

鳥丸崇矢

はぁ?

鳥丸崇矢

なんだそれ?

鳥丸崇矢

それで俺を
脅してるつもりかよ!

鳥丸崇矢

ふはははは

鳥丸崇矢

ウケるな!

柊美琴

警察に捕まるわよ

鳥丸崇矢

警察が誰を逮捕するって?

柊美琴

だから、あんたを

鳥丸崇矢

「男」の俺をか?

柊美琴

柊美琴

何を言ってるの?

鳥丸崇矢

お前が家に
帰ってきた時

鳥丸崇矢

俺はどんな格好を
していたっけなぁ

鳥丸崇矢

覚えてないか?

柊美琴

は?

柊美琴

それは女装・・・

鳥丸崇矢

ああ!そうだよ

鳥丸崇矢

女装してた!

鳥丸崇矢

「女」の姿をしてた!

柊美琴

それがなに?

鳥丸崇矢

まだわからねぇかなぁ

鳥丸崇矢

俺は単純に
女装が趣味だから

鳥丸崇矢

女装してた訳じゃ
ねぇぞ?

柊美琴

どういう事?

鳥丸崇矢

俺はこの部屋に
「女」の姿で入った

鳥丸崇矢

「男」の姿ではなく

鳥丸崇矢

「女」の姿で!

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

この意味がわかるか?

柊美琴

!!!!!!

柊美琴

ま、まさか・・・

鳥丸崇矢

はぁ〜

鳥丸崇矢

やっと分かったか

柊美琴

犯人は「女」だと
思わせようっての?

鳥丸崇矢

ピンポーン!

鳥丸崇矢

正解!正解!大正解!

鳥丸崇矢

ふはははは

鳥丸崇矢

良くできました!

鳥丸崇矢

さすがのバカでも

鳥丸崇矢

これだけヒントがあれば
わかるよなぁ

柊美琴

嫌・・・

鳥丸崇矢

くくく・・・

鳥丸崇矢

さぁ、言ってみろよ

鳥丸崇矢

警察が逮捕するのは
「男」である俺か?

鳥丸崇矢

それとも・・・

鳥丸崇矢

この部屋に入った
存在しない「女」か?

柊美琴

・・・・・

鳥丸崇矢

まぁ、警察も
お前の死体を発見したら

鳥丸崇矢

とりあえず捜査を
はじめるだろう

鳥丸崇矢

その時近隣住民は
警察にこう答えるんだよ

鳥丸崇矢

ってなぁ

鳥丸崇矢

ふはははは

鳥丸崇矢

我ながら
素晴らしい計画だろ?

鳥丸崇矢

素晴らしすぎて
怖いくらいだろ?

柊美琴

嫌・・・

柊美琴

やめて・・・

鳥丸崇矢

お前は俺たちの
明るい未来のために

鳥丸崇矢

その身を犠牲にするんだ

鳥丸崇矢

でも怖がる事はねぇよ

鳥丸崇矢

これは名誉ある
死なんだから

柊美琴

た、助けて・・・

鳥丸崇矢

じゃあ

鳥丸崇矢

さようなら

柊美琴

嫌ァァァァァ

鳥丸崇矢

じゃあな

鳥丸崇矢

美琴ちゃん❤️

崇矢は美琴の殺害を終えると 自らの痕跡を全て消しさり

まるで何も無かったかのように

美琴を殺害した事が 夢幻であったかのように

夜道を歌を歌いながら 上機嫌に歩いていた

鳥丸崇矢

ふんふーん♫

鳥丸崇矢

ふーん♫ふーん♫

鳥丸崇矢

・・・・・・

鳥丸崇矢

天馬・・・

鳥丸崇矢

これで俺たちを
邪魔する奴は

鳥丸崇矢

誰一人居ない・・・

鳥丸崇矢

俺と天馬だけの
バラ色の恋路が待ってるんだ

鳥丸崇矢

天馬・・・

鳥丸崇矢

さ!俺の天馬が待ってる

鳥丸崇矢

さっさと帰ろう

鳥丸崇矢

早く天馬に会いたい

つづいての ニュースです

昨夜未明 自宅アパートの一室にて

首元を刃物で切り裂かれ 亡くなっている女性が発見されました

被害者の名前は 柊美琴さん20歳

近隣住民からの話よりますと

死亡推定時刻とされる 昨夜1時前より周辺を徘徊してた 怪しい女性を見たとの情報もあり

警察はその情報をもとに 捜査を進めています

鳥丸崇矢

そういえばさ──

加賀美天馬

ん?どうした?

鳥丸崇矢

あの女・・・

加賀美天馬

女?

鳥丸崇矢

あいつだよ!
あのストーカー

加賀美天馬

あぁ、美琴さんか

鳥丸崇矢

殺されたらしいな

加賀美天馬

らしいね・・・

鳥丸崇矢

世の中には
怖い奴がいるよな

加賀美天馬

ほんとだね

加賀美天馬

でも・・・

鳥丸崇矢

ん?

加賀美天馬

天罰がくだったんだよ

加賀美天馬

崇矢にあんな
怪我させたから

加賀美天馬

やっぱり神様は
どこかで見てるんだよね

鳥丸崇矢

確かにな♫

鳥丸崇矢

天馬・・・

加賀美天馬

なに?

鳥丸崇矢

俺は何があっても
天馬を守ってやっからな

加賀美天馬

なに、もう

鳥丸崇矢

愛してるよ天馬

加賀美天馬

あっ・・・

加賀美天馬

ちょ・・・

鳥丸崇矢

もう硬くしてんのか?

加賀美天馬

崇矢が耳舐めるからだろ

鳥丸崇矢

天馬はどう?

加賀美天馬

ん?

鳥丸崇矢

俺のこと・・・

加賀美天馬

もちろん

加賀美天馬

愛してるよ

鳥丸崇矢

天馬・・・

加賀美天馬

崇矢・・・

鳥丸崇矢

これからもずっと
一緒にいような

加賀美天馬

うん・・・

加賀美天馬

ずっと一緒・・・

鳥丸崇矢

ああ・・・

鳥丸崇矢

誰にも渡さない・・・

鳥丸崇矢

天馬は・・・

鳥丸崇矢

俺のものだよ・・・

この作品はいかがでしたか?

550

コメント

12

ユーザー

伏線回収がとても綺麗でした✨ 高校時代の彼女も崇也さんが手にかけていたんですね…😨 ピンポン連打する美琴ちゃんには本気で怖い思いをしましたが、結局崇也さんの手のひらの上…😨

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