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椅子に座って休憩していると、従業員がこちらに近付いてきた。
従業員
どうやら、昨日振っていた観測予定地の遠隔調査が終わったらしい。
メイ
メイ
メイ
メイ
従業員
メイ
メイ
メイ
従業員
従業員
メイ
メイ
従業員
従業員
メイ
真面目な表情を常に浮かべる従業員の目が、別人のように明るくなった。
従業員
だが、従業員はすぐに表情を元に戻してからメイにそう言うと、すぐにメイの元を離れた。
メイ
メイ
メイ
メイ
メイは後悔から目を逸らすように、無心で仕事をしている。
メイにとって「休む」ことは苦以外の何物でもなく、考えないことこそが幸福なのだ。
メイ
どこか強引に気持ちを整理して、 メンテナンス箇所の確認から始めた。
メイ
メイ
暗い施設の中、メイはパセリをコールドスリープさせた。
研究員
メイ
メイ
メイ
研究員
研究員
そこには「迷い」があった
そこには「恐怖」があった
こんな言葉では表すことが出来ないほど大量にある感情が、闇鍋のように混ざって、とても形容できやしない臭いを放っている
メイ
舌打ちをする、…それは、彼女にとって一種の防衛本能なのだ。
静寂の中、一室から孤独なシャッター音が木霊する
メイ
メイ
メイ
メイ
迷の中は、どこまでも孤独だ。 全てを失ったメイにとって、 地球なんて正直必要なかった
メイ
100年ほど、録音を残していた。
欠かした日もきっとあったが、彼女にとって、欠かしたことすらどうでもいい
メイ
そんなある日気が狂いそうな毎日に、光が差した。
??
メイ
??
??
電話越しの彼女は無理やり話題を変えようと言わんばかりに咳払いをし、ある提案をした。
ユメ
「仮想世界」…に 興味はない?
パセリ
ハデス
パセリ
パセリ
ハデス
ハデス
パセリその言葉を聞いて驚き、 反射的に目を開ける
ハデス
パセリ
列車から映る窓の景色を、反射的に見てしまう
星々が、蛆のように蠢いているのだ。
パセリ
連鎖するかのように、パセリは金切り声にも近い叫び声を発した
パセリ
言葉が詰まった。
この景色から少し離れた場所に、「蛆」とも言える星々はベタベタと張り付いている。
パセリ
ハデス
ハデスの声は、既にこのことを「理解っている」かのようだった。
ハデス
パセリ
ハデス
パセリが呟きそうになった疑問を、ハデスは珍しいことに、隙も与えず否定した。
ハデス
静かに、か細くこう言った。
パセリ
ハデスの姿もパセリにとっては初めてだったが、声色で様子が違うことは明らかだった。
ハデス
ハデス
今にもハデスは壊れそう、いや、自分で壊してしまいそうだった。
ハデス
レイラ
レイラ
クロス
2015年
燃える炎、実の家族から向けられた全ての不幸の矛先は「レイラ」である。
アレス
磔にされたレイラは、魔女になっていた。
レイラ
全て冤罪だ、偽物だ、私では無い
クロス
??
「宇宙をひっくり返すようなことなんて!!」
「魔女!魔女!魔女!」
レイラ
熱がレイラの肉体を焦がし、言葉すら紡げなくなる
意識がぼやけているのが、逆にハデスにとって苦となっている
レイラの身体からは力が抜け、胴は行き場を失った。
それでも彼女は魔女と罵られている
レイラは、「宇宙の敵」となったのだ。