るな
みくる
るな
みくる
るな
みくる
るな
みくる
真夜中の2時から2時30分
丑三つ時に
近くの山に行って
木に刺さっている矢の方向に真っ直ぐ進むと
神社があるんだって。
もう古くて誰もいないらしいんだけど
そこにお賽銭を入れてお参りすると
どんな願いでも叶うらしいよ
でも、3つ気をつけないといけないことがあるの
ひとつは『矢が刺さっている方向からずれてはいけない』
矢が刺さっている方向は北東。
丑三つ時に北東なんて、凄い不吉だよね
でも、北東から少しでもずれるとダメなんだって
ふたつめは『1度も言葉を発しないこと』
そこの神社、古くから巫女さん達や住職の方々が
年に一度、何も言葉を発せず神社へと歩く『音無祭り』をやってたんだ
今はもうないけどね
みっつめは『絶対に後ろを振り返らないこと』
丑三つ時は、草木も眠る丑三つ時っていわれてる
後ろを振り返れば
霊達が人々に反応して、草木を起こしてしまうかも
森が怒る時、災いは降りかかる
るな
みくる
るな
みくる
るな
るな
みくる
るな
みくる
るな
るな
みくる
るな
みくる
るな
みくる
みくる
るな
1時59分
みくる
るな
るな
みくる
みくる
るな
2人は山へと進んだ
山を少し歩くと
大きな大木があった
そこには
1本の矢が刺さっていた
矢が刺さっている方向は北東
るな
みくる
そんな時
みくる
るな
2人は周りを見渡してお互いを探していた
だが見つからず
るなは神社にみくるが先に着いていると思ってそのまま進んだ
みくるはるなを少し探してから進んだ
るな
時刻は2時20分
るなは神社に着いた
だが、みくるはどこにもいない
るな
るなはみくるが先に帰っていると思って
お賽銭を入れてお参りをした
目を閉じて両手を合わせると
さっき以上に風が木々を揺らしているのがわかる
そしてゆっくりと目を開けて、るなは山を下山して行った
2時25分
みくる
みくるも神社に着き、るなを探した
でも見つからず
後から来ているのか?と思い少し待ってみることにした
2時28分
そろそろ丑三つ時が過ぎる、みくるは賽銭を入れてお参りをした
みくる
そして下山、みくるは風が強い中、歩いていった
その時
誰かの足音がしたのだ
みくる
みくるは自分が誰かに追いかけられているような気がした
タッタッタッと足音はドンドンみくるに迫り
みくるも走り出していた
みくる
このままじゃ追いつかれる
そう思って必死に走った
そして、山を降り、家まで振り返らず走り続けた
家に着くとお姉ちゃんが帰っているかなど、気にもせず
自分の部屋まで走っていった
翌朝
お母さん
みくる
お母さん
みくる
みくる
るな
みくる
コメント
27件
フォローありがとうございます!
いえいえー
あ、ありがとうございます❣️