交差点へ連れて行って欲しいと、 急にお願いした私を
ハルさんは渋々交差点へと 連れて行ってくれた。
ハル
ハルさん
ハル
信号が青になっても渡らずに 交差点の前に立ち続ける私たちは
側から見ればおかしな人かも しれないが
今はそんなこと構っていられない。
一刻も早くトラックを見つけて
この鏡の世界に来る前のことを 再現し
元の世界に戻らなければ。
…こんな私に優しく接してくれる ハルさんに、
これ以上迷惑をかけないためにも。
ハルさん
ハルさん
ハルさんの指差す方向を見ると、 一台のトラックがこちらに向かって くるのが見えた。
私は深呼吸し、トラックのミラーの 部分を凝視する。
トラックが正面を通り過ぎた時、 ミラーが太陽を映し眩く光った。
視界が白くなる。
私はまぶたを閉じ、またゆっくりと 開いた。
ハルさん
ハルさん
ハル
ハル
ハル
ハルさん
ハルさん
ハルさんは目を開けたり閉じたり ながら、「うう…」と唸っていた。
ハル
ハル
ハルさん
ハルさん
ハル
ハルさん
ハルさん
ハルさん
そんなこと言われても、私にだって 分からない。
ハルさん
ハルさん
ハルさん
ハル
ハルさん
ハルさん
ハルさん
ハルさん
ハルさん
私は首を横に振った。
ハル
ハル
ハル
ハル
ハルさんと私は帰路に立った。
コメント
12件
急に思いついたけど、もしハルさんをハルのいた元の世界へ連れて行ったら、どうなるのかなぁ😂 もし私の日本語が間違っていたらごめんなさい💦