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鈴音/りんね
誰もいない…
鈴音/りんね
まあいいか、対して変わらないし。
鈴音/りんね
いた方が厄介だよ
鈴音/りんね
食材あったっけ、何か作ろう
ｶﾞﾁｬ
鈴音/りんね
う、嘘
何もない…
何もない…
鈴音/りんね
どうしよう、何か作ろうと思ってたけど、作れない…
鈴音/りんね
えっと、カップラーメンとか無かったかな？
鈴音/りんね
無い、そもそもカップラーメンとか食べない系の家だし…体に悪いとかいって
鈴音/りんね
仕方ない、コンビニに何か買いにいくか
階段を上り、自分の部屋へ行き
棚に置いてある貯金箱を開けた
鈴音/りんね
10円のみ…
鈴音/りんね
この間いっぱい食材買っちゃったから…
鈴音/りんね
どうしよう、かな
鈴音/りんね
財布に少しでも残ってなかったかな
鈴音/りんね
500円かぁ…食材とかは買えないけど、お弁当とかパンとかは買えるかな。
鈴音/りんね
何でお義母さん今日に限って仕入れしてくれなかったんだろう
鈴音/りんね
文句言わないで買いにいくか
鈴音はドアを開けて外に出た
外はすこし暗くなっていたが、人通りは多い
鈴音は何も言わず、徒歩5分のコンビニへと向かう
鈴音/りんね
(ヤバい)
歩いていたら、サクラがいた
サクラもコンビニへ行くようだった
鈴音/りんね
(今日はいつもと違う所行くか？帰るか？)
鈴音/りんね
(イヤ、パパっと買って帰ろう！)
鈴音は走ってコンビニへと向かう
コンビニに入り、お弁当をレジに持っていき
お会計をしてコンビニを出た
鈴音/りんね
……
鈴音/りんね
(何か、怖くなかった)
鈴音/りんね
(何も感じなかった
焦ってた筈なのに汗はダラダラとながれてるのに)
焦ってた筈なのに汗はダラダラとながれてるのに)
鈴音/りんね
(何も…)
鈴音/りんね
(……早く帰ろう)
こんなことを考えながらも走っていた
3分後
鈴音/りんね
はぁ、はぁ
鈴音/りんね
ただいま、帰りました
ｶﾞﾁｬ
鈴音/りんね
？
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ
鈴音/りんね
(開かない…カーテンから見えるかな？帰ってきた？)
鈴音/りんね
(隙間からなんとか見えそう)
鈴音/りんね
…帰ってきてる
鈴音/りんね
鍵を閉めたんだ
窓に耳をあてると会話が聞こえた
義母
アイツ、居ないのね
義父
あぁ、どうせコンビニで何か買ってるさ
麗/うらら
…大丈夫かな
義母
ん？何か言った？麗ちゃん
麗/うらら
な、何にも
麗/うらら
わ、私自分の部屋にいってくるね
友達とLIMEしなきゃ
友達とLIMEしなきゃ
義母
そうなのね、いってらっしゃい
義母
お風呂沸いてるから、好きなときに入っていいよ
麗/うらら
わ、分かった
ありがとう
ありがとう
鈴音/りんね
(まるで、普通の家庭)
鈴音/りんね
(私は、いない方がやっぱ幸せだよね…)
ﾋﾟﾛﾝ♪
鈴音/りんね
…麗からだ
麗/うらら
帰ってきたんでしょ？
麗/うらら
大丈夫？
鈴音/りんね
大丈夫、じゃないかも
鈴音/りんね
ていうか、何で私に良くしてくれるの？
鈴音/りんね
虐められるよ
麗/うらら
大丈夫だよ、ばれない程度にしてるから
鈴音/りんね
結局はバレたくないんだ
鈴音/りんね
勇気なんてないんじゃないの？
麗/うらら
そうかもね、結局はバレたくないんだよ
麗/うらら
勇気なんてないかもしれないけど
麗/うらら
勇気のない私でも辛いあなたを助けたかったんだと思う
鈴音/りんね
分かんないんだ？
麗/うらら
分かんないよ、そんな事
麗/うらら
でもね、あなたを助けたいってことだけは分かるんだ
鈴音/りんね
そうなんだ
鈴音/りんね
ご飯食べる
麗/うらら
買ってきたんだ、何食べるの？
鈴音/りんね
麗/うらら
どうしたの
鈴音/りんね
食べた気がしないんだ、今日
鈴音/りんね
食べてもなにも考えられなくて、不味くて
麗/うらら
病気？大丈夫？
鈴音/りんね
不味い、お腹は満たされるのに
鈴音/りんね
何も満たされない
麗/うらら
ちょっと待ってて！
鈴音/りんね
鈴音/りんね
たす
麗/うらら
お姉ちゃん！
義母
ちょっと、麗ちゃん?!
麗/うらら
倒れてる…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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