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愛を知らない恋だとしても、恋と呼ぶには無駄だったとしても、「彼の全てを愛していた」のは事実だと思った💭 恋心は造花のようで咲くことはないことが切ないけど、読み終わったあとにタイトルの「夢が枯れた毒の花」を見ると更に切なくなった…… いつか、恋という名の素敵な花を咲かせることが出来ますように……🌸✨
浮ついた言葉の駆け引きに
飽き飽きしながら、眺めてた
人間、サマ
愛を知らぬ、恋心
届かない、と知るの
全て全て、愛してたけど
それは、愛とは呼べなかった
愛を知らぬ、恋心
届いた所で、捨てられる
何度も、何度も、全てを愛し
……いや
何度も、何度も
彼の全てだけを、愛したの
きっと、醜き恋だったのでしょう
恋と呼ぶには、無駄だったのでしょう
だから、一生咲け無い花
造花のような、恋心
ぐるっと回る感覚に
何もかも吐き出してしまいたくなって
引き攣った顔で、天井を眺めた
なんてお上手な出来レース
浮ついた言葉の駆け引きに
ため息ついて、目を細めた
人間、様々ね