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♡400回も押しちゃった(ノ≧ڡ≦)☆
ハルさん素敵… 2人には幸せになって欲しいなぁ
ハルさんの喫煙が私にバレてからと いうもの、
ハルさんは私が見ている時でも お構いなく喫煙するように なってしまった。
お構いなく、と言っても、目の前で 吸われるわけではない。
ちゃんとベランダに出て、吸った後は消臭スプレーもかけてくれる。
そういうところはしっかり 気を遣ってくれる、のだが
ハルさん
ハルさんは手で首元をあおぎながら、 ベランダから戻ってきた。
ハルさん
ハルさん
ハル
ハルさん
ハル
ハルさん
ハル
ハルさん
ハル
ハルさん
意地悪な感じで言ったつもりだが、 元気よく返されてしまった。
他人にも優しいのでは、と思ったが、 それは口にしないことにした。
ハル
ハルさん
ハルさん
ハルさん
ハルさんはいつものように、がははと 笑って言った。
ハル
ハルさん
ハル
ハル
ハルさん
ハルさん
ハル
ハルさん
ハルさん
ハルさんはまるで風のようにキッチンに走っていった。
深夜に食事をするなんて、元の世界に いた時は考えもしなかった。
良くないこと、のはずなのに
何故か悪い気はしない。
ハルさんが3分かけて作ってくれた カップラーメンは
二人とも一分で食べ終えてしまった。
箸とカップラーメンの容器の洗い物を終えた頃
ハルさんがベランダの窓のカーテンを開け、ちょいちょいと手招きをした。
ハル
ハルさん
家の中が反射して見えづらかった ので、額を窓に近づけてみると
うっすらと町の明かりが見えた。
遠くまで続く光の粒は、アパート の2階から見る景色だろうと 十分に美しかった。
私は思わず、ベランダに飛び出し
柵に身を乗り出して、町の景色を 眺めていた。
ハルさん
ハルさんも後に続いてベランダに 出る。
ハルさん
ハルさん
ハル
ハルさん
ハルさん
ハルさん
ハルさん
どうやらこの世界にも夏目漱石は 存在したようだ。
どっちも違う、あと落ち着いて 下さい、というハルさんへの ツッコミは置いといて
私もハルさんの言う、綺麗な星を 見てみることにした。
空を見上げると、自分の小さな目では捉えきれないくらい沢山の星々が
暗闇の中を瞬いていた。
今見える全ての星を、この目に一気に 焼き付けたいけれど
空は大きすぎて、それに比べて 私は小さすぎて
その願いは叶わなかった。
ハルさん
ハルさん
ちらっと横を見ると、ハルさんも 上を見上げている。
ハル
ハル
ハルさん
ハル
ハルさん
ハルさん
何も言わない私を見て
またセクハラかましてしまったかと 焦り出したハルさんの
〝寿命が縮んで欲しくない〟という 言葉に
私はこくりと頷いた。
ハルさんは目を大きく見開いてから、 やがて細め
心の底から嬉しそうに微笑んだ。
ハルさんの笑顔は今まで何回と 見てきたけれど
こんな風に笑う彼の姿を、 私は初めて見た。