テラーノベル
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男子部屋から出た凪の背中に、
雨宮 直人
と直人の声が引っかかった。
凪の足が固まる。
ゆっくり振り返ると、
直人と莉乃が、さっきより ずっと冷たい目で立っていた。
雨宮 莉乃
莉乃の声は笑っているのに、 その笑いは空気を重くする。
直人が扉を閉め、 鍵をかける音がした。
凪の心臓が大きく跳ねる。
雨宮 直人
直人がニヤッと笑う。
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
莉乃が机に肘をついて言う。
凪は小さく縮こまりながら、 何も言えない。
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
莉乃が言うと、
直人が吹き出した。
雨宮 直人
雨宮 直人
雨宮 直人
凪は首を振る。
否定したいのに、 喉がつまって声が出ない。
雨宮 直人
雨宮 直人
直人がすぐ突っ込む。
莉乃はわざとらしい ため息をついた。
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
その一言が、 凪の胸にじくじく刺さる。
直人が指を鳴らしながら 続ける。
雨宮 直人
雨宮 直人
雨宮 直人
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
莉乃がうんうんとうなずく。
凪の目に涙がにじんだ。
雨宮 直人
直人があきれたように言う。
雨宮 莉乃
莉乃が静かに言うと、 その静けさが凪を余計に追い詰めた。
悪口は少しずつエスカレートし、
2人の表情は楽しそうですらあった。
その空気が、 いつもと違っていた。
刺すように、冷たすぎる。
部屋の隅で縮こまる凪を見て、
莉乃がふっと笑う。
雨宮 莉乃
雨宮 莉乃
雨宮 直人
雨宮 直人
雨宮 直人
“遊び相手”
その言葉が、 凪の背中を冷たくした。
2人の影が、 いつもより大きく見えた。
“まだ終わらない”
そんな予感が、 静かに凪の心を締めつけていく。
そのとき——
遠くから家のどこかの ドアが動く音がした。
直人と莉乃は即座に黙り、
何事もなかったように 姿勢を整える。
その完璧な切り替えが、 凪には、1番怖かった。
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