風魔
……
風魔
(仁詠様と沙優門様には修行の内容を伝えましたし)
風魔
(暫くはおふたりでやって頂きましょうか)
風魔
……
風魔
沙羅の巫女が帰ってきた……ね
風魔
(……巫女様)
風魔
……どうして……
???
……いつまで落ち込んでるの?
???
早く立ち直りなよ
???
……後悔しても、無駄って分かってるでしょ?
???
あと、背中がら空きなのはどうなの?
風魔
別に、お前だからいいと思った
風魔
ただ見てるだけだったし
???
……なに、やっぱり気がついてたの?
風魔
当たり前だ
風魔
それで、何をしに戻ってきたんだ?
風魔
クルト
クルト
いや、そんなに大した用事でも無いんだけどね
クルト
ただ、ボクの血の気配がしたから
クルト
実質娘みたいなものでしょ?
風魔
……巫女様の血も入っているぞ
風魔
どういうことだ、あれは
クルト
それ、ボクに聞かれても困るんだよね
クルト
ボクも正直困惑してるし
風魔
というか、お前…
風魔
……いや、いい
クルト
生憎だけど、ボクに子供って概念無いから
クルト
吸血鬼ってほぼ永遠の命だし
クルト
子供は眷属の扱いになるんだよね
クルト
だから、もっと別の感覚がするんだけど
クルト
あの子からはそれを感じないから
クルト
……ちなみに、名前は?
風魔
仁詠様だ
クルト
……ふーん
クルト
覚えておこ
風魔
覚えておけ全く
風魔
それで……何故ここまで来た?
風魔
自分の国でやらないといけないことあるんだろ?
クルト
あぁ、そうだその話だよ
クルト
はい、これ
風魔
……!?
あんな軽い口調からは到底思えない代物が出てきて、思わず固まる
白い、刀
それが示すものは、つまり……
風魔
……白刀・白雪?
クルト
お、よくわかったね
クルト
そう、贋作だけどね
風魔
……どうして、それを……
クルト
あ〜…
クルト
なんて説明すれば…
クルト
……昔、本物を見たことがあるんだよね
クルト
それの、レプリカ
クルト
もちろん、威力は本物の方が遥かに上だけどね
風魔
……どこで、本物を見た?
クルト
……あ〜
銀木犀
ん?なに〜?その刀!
銀木犀
真っ白でめちゃめちゃ綺麗じゃん!!
彩華
あ、これ?
彩華
少女から貰った
銀木犀
へ〜いいな〜
サラナ
同感〜
サラナ
私も欲しい〜!!
彩華
ちょ……2人とも?
サラナ
ね〜銀木犀〜
銀木犀
ん〜どした〜サラナ〜
サラナ
私達も何かお願いしよう〜?
銀木犀
だね〜
銀木犀
さんせ〜!!
銀木犀
だってその刀、多分だけど巫女にしか使えないでしょ?
彩華
あ〜、いや
彩華
実は、私も使えないんだよね
銀木犀
…へ?
サラナ
……じゃあ、誰が…
彩華
……ふふっ
彩華
きっと、あの子なら使えるから
彩華
それまで、私が守っておかないとね
彩華
例え、死んでしまっても
銀木犀
……しょうがないなぁ〜
銀木犀
それを隠す時は、私も力を貸してあげる
サラナ
しょうがないから私も貸してあげる
彩華
……ふふ
彩華
ありがとう、2人とも
サラナ
というか、もう1人には何も託さないの?
彩華
あ、そうだね
彩華
それは……どうしようか
サラナ
……私の力を託した刀、なんてどう?
サラナ
その白い刀は、彩華の力が影響されてるし
サラナ
私と彩華の術の相性は最悪だけど
彩華
……そうだね
彩華
それで今度少女にお願いしてみようか
銀木犀
……やっぱり刀、かっこいいな
彩華
……銀木犀もお願いすればいいのに
銀木犀
いや、ぜ〜ったいに今じゃない
銀木犀
きっと私のために生まれてきた刀はどこかにある……はず
彩華
……まぁ、銀木犀がいいならいいけど
サラナ
ねぇ、それちょっと触っちゃダメ?
彩華
ん〜
彩華
だーめ♡
銀木犀
あら、厳しい
クルト
……内緒
クルト
いずれ分かるよ
風魔
……まぁ、いいか
風魔
それで、それをどうしろと?
風魔
贋作とはいえ、巫女様以外の方が…
風魔
……お前、まさか
クルト
そ、これを仁詠にあげようと思って
クルト
巫女にはあった方が色々と便利でしょ?
クルト
例え、それが贋作であっても
風魔
…………そう、だな
クルト
ちなみに、贋作とはいえボクが作ったのだし
クルト
仁詠は本物よりも使いやすいと思うよ
風魔
……分かった
風魔
確かに、仁詠様に届けよう
クルト
……さて、もう一個
クルト
聞きたいことがあるんだけど
風魔
……なんだ?
クルト
……桃香や未門、その他の神の使いは…どこに行ったの
クルト
お前なら知ってるだろ
クルト
……もしくは、誰かから聞いてるだろ?
風魔
……そう、だな
風魔
せっかくだし、全部話す
風魔
そして、一緒に考えてくれ
風魔
……巫女様の、覚悟について






